F1 ドイツグランプリ
2019年のF1世界選手権 第11戦 ドイツGPのフリー走行が7月26日(金)にホッケンハイム・リンクで行われた。

トップタイムはシャルル・ルクレール(フェラーリ)の1分13秒449。2番手にも0.124秒差でセバスチャン・ベッテルが続き、フェラーリが両方のセッションを1-2で終え、順調な仕上がりをみせた。

1番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「全体的にポジティブな1日だった。マシンの感触は良かったし、シーズン序盤に一番の課題のひとつだった燃料を重く積んだ走行でもパフォーマンスは良かった。今日のような高温は僕らのマシンによく合っている。明日と日曜日は天気が変わりそうなので、それに合わせていかなければならない。ここ数回の週末を通して、僕たちのライバルたちは予選でしか、そのポテンシャルをフルに発揮していない。とにかく僕たちは冷静にこのトラックでの自分たちのパフォーマンスを最適化することに集中し続けていかなければならない。明日またマシンに戻るのを楽しみにしている。フロントローに並べるようベストを尽くすつもりだ」

2番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「今日の流れには満足している。リズムを掴むのに少し時間がかかったけどね。1回目のセッションではミディアムで走行中に赤旗が出て、少し時間を失った。ライバルがどのようなプログラムを行っていたかは知らないし、暑さ対策でどれくらいエンジンマッピングを下げていたのかも分からない。日曜日もこのような天気だといいね。全体としてはポジティブな1日だった。このコンディションでクルマをどのように管理するかを理解できたからね。ベストなセットアップを得るためのプログラムは全て消化できたし、路面コンディションと天気が大きく変わる明日もこの流れを継続しなければいけない」

3番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「暑さという点では最高の日ではなかったが、それ以外はかなりスムーズだった。このタイヤは温度を嫌うので、アウトラップを非常にゆっくりとく走らなければならず、あまり長持ちしない。タイヤをワーキングレンジに入れておけるかどうかが全てだ。常にオーバーヒートしていたので、それが今日の一番の問題だったが、条件はみんな同じだ。残りの週末は天気がこうではないことを願っている。もう少し涼しいドライならば今日のデータはまったく適用できない。タイヤも使いやすくなるだろうし、誰もがコース上でもっと速く、思い通りに走れるようになるだろう」

4番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「とても暑かった。最後にこのようなコンディションでドライブしたのはいつだったから思い出せないけど、全員にとって同じことだ。ドライバー、クルマ、タイヤにとってはよりトリッキーになる。たくさんのオーバーヒートが見られた。特にセクター3は酷かった。冷却に関しては前進している。オーストリアのパッケージだったら大いに苦戦していただろうけど、新しいパッケージのおかげでいくつか良いロングランを完了することができた。明日と日曜日は天気がまったく異なるはずだし、気温が下がって雨の可能性がある。だから、クルマのセットアップに関しては天気に非常に動的にに対応しなければいけない。このクルマでウエットは走っていないし、実際、僕は雨を望んでいる。ウエットでドライブできたらうれしいね」

5番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「完ぺきなマシンバランスだったとは言えないが、トップとそう離れているわけでもなかったので、今日は悪くない一日だったと思う。FP2ではソフトタイヤでのアタックを途中でやめなくてはならなかったため、クリーンラップでの走行はできなかった。このコースでのソフトタイヤは1周しかもたないため、それ以上走った周ではタイヤのピークをすでに越えてしまっていた。メルセデスとフェラーリからは少し出遅れてはいますが、少しのチューニングでその差は詰められると思うし、FP2の結果からみえるほどに差は大きくないと思う。明日からの天気やコンディションは変わってしまいそうだが、残りのレースウイークの方向性やマシンへの理解を深めるために、多くの周回を金曜に走れることはプラスになる。今日はとにかく暑くて汗をたくさんかいたハードな一日だった!」

6番手:ロマン・グロージャン(ハース)
「良い1日だった。基本的にはマシンに満足している。今朝の1周目からずっとね。午後のラップタイムがボッタスとフェルスタッペンに絡めるところに近づいていたのはとてもエキサティングだった。予選になれば話は変わってしまうかもしれないけど、今のところはとても満足している。ここでは多くのことを評価している。ロングランはもう少し取り組むことができると思う。いろいろなことを試したけど、まだ正しい方向性は得られていない。残りの週末でそれを整理できるという自信はある。クルマの感触が本当に良かった。天気は残りの週末でかなり異なるものになって、それが役割を果たすことになるかもしれない。明日と日曜日を楽しみにしている」

7番手:ランス・ストロール(レーシングポイント)
「クルマに満足している。まだ始まったばかりだけど、アップグレードで前進したようだ。クルマの見た目もかなり違っているのがわかるし、両方のセッションでトップ10に入れたのは励みになる。でも、まだ金曜日だ。このパフォーマンスを日曜日まで続けるためにはやるべき仕事がたくさなんる。路面温度が非常に高かったけど、予報を見ると週末は大きく変わりそうだ」

8番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「通常の金曜日だったし、プラクティスではタイムをあまり見ないようにしている。僕たちはいつもFP1では少し遅れ、週末が進むにつれて上がっていくようだど、タイムが重要になるのは明日の午後からだ。コンディションは理想的ではなかった。暑さで少しトリッキーだったけど、それはみんな同じだ。明日と日曜日の天気がどうなるかは興味深い。でも、僕たちが望む場所に到達するためにはやるべき仕事に集中する必要がある」

9番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
「僕たちにとって生産的な金曜日だった。暑さはかなりチャレンジングだったし、マシン、ドライバー、メカニック、タイヤなどにとってトリッキーだった。今日はタイヤの管理が大きな課題だったけど、全体としては悪くない1日だった。ミッドフィールドは今回もかなりのマシンがいて接戦のようだ。その前にいるために明日しっかり頑張らなければならない。明日は雨が降ってくれてもかまわない。そうすればきっとおもしろくなるだろうね!」

10番手:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
「良い一日だったと言わなければならない。チームメイトと同じで新パッケージをテストしていた。これだけ気温が高いと古いパーツと比較するのは難しいけど、間違いなく改善を感じている。クルマの感触が良くなったし、この方向性には多くのポテンシャルあると思う。まだバランスに少し苦しんでいて注意が必要なときもあった。今夜はその部分で取り組まなければならない仕事がある。でも、全体的な競争力のレベルには満足している。1日だけで結論を出さないよう常に気をつけているし、予選でどうなるか見てみよう」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー