F1 ベルギーGP
2018年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーGPのフリー走行が8月24日(金)にスパ・フランコルシャンで行われた。

サマーブレイクを終え、シーズン後半の初戦となる第13戦ベルギーGPが、スパ・フランコルシャンで幕を開けた。暖かい日差しに恵まれた前日の準備日から一転、気温が上がらないコンディションの中で、P1とP2が行われた。

初日のトップタイムはキミ・ライコネン(フェラーリ)の1分43秒355。2番手には0.168秒差でルイス・ハミルトン、3番手には0.448秒差でバルテリ・ボッタスとメルセデス勢が続いた。トップ3までが1分43秒台だった。

1番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「サマーブレーク後のプラクティス初日だった。再びクルマのフィーリングを掴むためにかなり普通の仕事を行った。このトラックは走っていて楽しい。流れがいいし、この世代のクルマは走っていてかなり素晴らしいね。スパは素晴らしいサーキットだと思うけど、それが速くしてくれるわけでも、遅くするわけもない! 僕たちはいつも金曜日は金曜日だと言っているし、今日はタイムはあまり重要ではなかった。順調だったけど、まだいくつか作業をしなければならないのは確かだ。明日ベストを尽くして、どの位置にいるか見てみるつもりだ。今日は雨が降ると予想したけど、降らなかった。それでもここは天候はあっという間に変化するので、今週末はそこが重要なポイントになるかもしれない」

2番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「戻ってこれて嬉しいよ。サマーブレークは十分に長いわけではないけど、ドライビングが恋しくなってくるポイントがあるし、再びクルマに戻ることができて嬉しい。これまでで最速のF1カーがあるし、このトラックではそれを本当に感じることができる。プーオンはほぼ全開だ。クレイジーだよね。今日僕たちは新しいエンジンを投入したけど、すべてがスムーズに動いていた。僕たちとフェラーリは本当に拮抗している。両方のチームが同じようなスピードで新しいアップグレードを持ち込んでいるように思う。ミドルセクターでは十分なダウンフォースが欲しいけど、他のセクターではストレートスピードを稼ぐためにそこまではいらない。適切なバランスを見つけるのはチャレンジだし、ありがたいことに僕にはそれに取り組んでくれている素晴らしいチームがいる。週末に先立って、今週はずっと雨になると聞いていた。FP1ではトラックの特定の部分で少しい雨が降っていたけど、FP2はドライでいい感じだった。このトラックはドライで走ると本当に素晴らしいのでこのままでいてくれることを願っている」

3番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「全体的に今日のクルマの感触はかなり良かった。序盤はバランスがわずかに外れていたけど、なんとか修正することができたし、クルマの感触はコースのどこでもかなり素晴らしかった。コーナーの立ち上がりでのトラックションに少し苦労していたので、低速セクションは少しチャレンジングだった。フェラーリの方がターン5からターン7のようなコーナーのコンビネーションで少し速そうだけど、僕たちもそこまで離されてはいないと思う。でも、金曜日に週末を予測するのはいつだって難しい。通常、予選では本当に接戦になるからね。セットアップに関してはだいた予選とレースの間で妥協点がある。でも、今週グリッドペナルティを受けるので、僕の焦点はもちろんレースになるだおる。幸いにもロングランのペースはいい感じだし、ここスパでは順位を上げていくことが可能だと確信している。今日は新しいエンジンの感触もいい感じだったし、レースを楽しみにしている。楽しいレースになるはずだ」

4番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「初日は誰も100%でプッシュしていないので、どのような比較すればいいか判断するのが難しい。今日主にとても低いダウンフォースでクルマをセットアップすることに集中していた。もちろん、ここが僕たちが最も強いトラックではないことはわかっているし、ショートランでできるだけ近づくことに集中している。現時点でのロングランのペースはどちらかと言えばそれほど悪くはなさそうなので、それには満足している。もう少しグリップが得られればさらに良くなるはずだ。僕たちは現実的でいなければならないし、パワー不足を考えれば、ここでは5番手と6番手くらいになると予想しているけど、出来る限り近づけるようにクルマのすべてを最適化しようとしている。過去数日間で雨が降る可能性が低くなったのはちょっと残念だ。ギャップをち縮める助けになるからね。すでにオレンジのフラッグが見えるのは素晴らしいことっだし、金曜日からこれほど多くのファンが応援に来てくれて嬉しい」

5番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「全体的に適切な作業ができたと思う。今日は自分たちがどの位置にいるかを把握するのは少し難しかったし、もっと良いアイデアを得るには明日まで待たなければならないと思う。今日はすべてが順調に機能していた。ここからは明日に目を向けなければならない。雨が降っても問題はないはずだし、ウェットコンディションになった場合、僕たち適切なことを見つけたことを確認できれば、かなり素晴らしいはずだ。このトラックはすべてがより素早く起こっていくと思うし、かなり楽しくなるはずだ。明日の予選がドライコンディションなら問題はないはずだ。カレンダーにはまだいくつか特別なトラックはあるし、スパはコーナーリングスピードに関してとてもエキサイティングなトラックであるのは確かだ。まだやらなければならない作業はあるけど、そのための時間はある」

6番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「午前中は問題が発生して、メカニックたちはクルマを元通りにしなければならなず、時間が過ぎてしまい、1回の計測ラップしかできなかった。彼らは僕の夏休みを延長する必要があると思ったのかもしれないね(笑)。でも、僕はもちろん走る準備はできていた。午後は多くの変更を施して、セットアップに関して行ったり来たりしていた。かなり多くのことを学ぶことができたけど、他で問題で作りだされた問題を改善していたように感じた。走行が限られたことで、まだバランスを最適化できていないし、ショートランとロングランの両方で改善する必要がある。最適な妥協を見い出して、もっとペースを見い出す多面い今夜は少し宿題をこなさなければならない」

7番手:セルジオ・ペレス (フォースインディア)
「このトラックが大好きだし、今日クルマに戻ることができて本当に楽しかった。数週間休暇を過ごしてアクションに戻るのにスパ以上に適した場所はない。今日のクルマの感触はとても良かったし、バランスにも満足している。たぶんシーズンここまでで最高のバランスかもしれない。天候に関わらず、力強い週末になる可能性はある」

8番手:カルロス・サインツ (ルノー)
「リラックスしてリフレッシュしてクルマに戻るのは素晴らしいことだ。複雑な一日だったけど、なんとかプログラムを順調にこなしていくことができた。チームが持ち込んだ新しいパーツは期待通りに機能していると思う。FP2でテストしたフロアは特にね。1日を通して良い進歩を果たせた。スパ・フランコルシャンは素晴らしいサーキットだし、どんなラップであっても素晴らしい。週末にむけて良いフィーリングを得られている。これから両方のセッションを分析して、エンジニアともっと多くのパフォーマンスを見つけていく」

9番手:マーカス・エリクソン (ザウバー)
「サマーブレーク後に特にこのようなトラックでクルマに戻れて嬉しい。トラブルフリーな一日だった。計画されていたプログラムを進めることができたし、クルマの感触も良かった。いくつか異なるセットアップを試したし、今夜は残りの週末をどの方向に進めていくか決めるためにデータを分析していく。僕たちは競争力があるし、明日と日曜日も戦えると自信を持っている」

10番手:シャルル・ルクレール (ザウバー)
「ポジティブな一日だった。クルマの感触はいいし、2つのフリープラクティスセッションをミッドフィールドで終えることができたのでパフォーマンスにも満足している。明日にむけてまだいくつか作業しなければならないし、いつものように金曜日から土曜日でステップを果たせるように取り組んでいく。休みを終えてレースに戻れて嬉しいし、またクルマに乗るのを楽しみにしている」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ベルギーGP