アブダビグランプリ 2017年のF1世界選手権 ルイス・ハミルトン
2017年のF1世界選手権 最終戦 アブダビグランプリのフリー走行が24日(金)にヤス・マリーナ・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトラックレーコードを更新してトップタイムを記録した。

夕暮れから夜にかけてトワイライトレースで行われるF1アブダビGP。レースと同じコンディションでプログラムを実行ができるのはフリー走行2回目だけということで、各チームが90分のFP2セッションに専念することになった。

1番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「良い金曜日だったし、シーズン最後の金曜日だったことを嬉しく思っている。今日は多くのラップを走り込んだし、クルマのバランスで良い進歩を果たせた。やるべき作業はまだあるけど、僕たちはここでかなり競争力があるように感じている。比較的まだ拮抗しているけど、僕はそれが好きだ。特に今週末はワールドチャンピオンのための金箔入りのヘルメットを手に入れたことに本当に感謝している」

2番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「良い一日だった。クルマとそのバランスは良かったし、僕たち全員がとても僅差だったと思う。土曜日に通常のステップを果たして、クルマをもう少し改善することができれば、良い一日になるはずだ。でも、それほど多くは必要ないと思う。今日は来シーズンを見越したものも試した。僕たちは来年にむけて準備ができていると思うけど、今は正しい形で今シーズンを終わらせることが重要だ。結果が良ければ良いほど、チーム内のムードは良くなあるからね。土曜日はいつも特有だし、異なっているけど、何が起こるか見てみるつもりだ。僕たちは全てを正しくまとめる必要がある。ここはオーバーテイクには最悪のトラックというわけではないけど、通常、どこで誰をオーバーテイクしたいかよって異なる」

3番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「かなりいい金曜日だった。午前中は来週のテストのことを少し試していたので、あまりラップタイムに目を向けることができなかった。でも、午後はクルマに必要な全てのことをやれたし、堅実だった。軽い燃料ではかなり強そうだけど、重い燃料でももう少し速いと思うし、まだその部分をもう少し見つけていく必要がある。特に何もないけけど、とにかく全体的なグリップが足りなかったし、スライドしていたので、夜のコンディションでタイヤをもう少しうまく機能させ続ける方法を見つけていきたい。残念ながら、まだ金曜日の数字だけど、僕たちは今日、フェラーリの一台とメルセデスの一台に先行していた。明日は彼らも速くなると思うので、明日も今日と同じペースだったら、彼らが僕たちを跳び越えていくと思う。僕たちはまだもう少しスピードを見つける必要がある」

4番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「金曜日にはいつもクルマのセットアップにおいて進歩を果たそうとしている。改善しなければならないことがあるのは確かだ。やるべき仕事はあるけど、それは普通のストーリーだ。今日は良いラップをまとめるのが簡単ではなかった。いくつかの場所ではクルマの感触が良いけど、他の場所ではもっと良くできる。明確なアイデアを得るには時期尚早だ。今夜遅くに両方のセッションで収集した全てのデータを分析して、週末にむけてベストを尽くすつもりだ」

5番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「1回目のプラクティスセッションは来年のためのテストに専念した。僕たちは様々なメカニカルテストや特に空力のテストを実行した。なので、FP1では今週末のためのことはあまり学ぶことができなかったけど、来年にむけて多くのことを学べたのは確かだ。2回目のセッションはよりストレートだった。最終セクターでちょっとタイムを失っていたので、チームとしてそこに取り組む必要がある。ここの気温は問題ない。もちろん、コックピットの中は暑いけど、最悪の場所というわけではない。総合的にかなり良い一日だったし、僕の方は明日にむけてもっと多くのペースを見つける必要がある」

6番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「今日は条件に合ったものを確認するためにいくつか異なることを試した。1回目のプラクティスにはかなり満足していたけど、2回目はそうでもなかった。何を変更したことで、望んだようにならなかったかはわかっているので、明日はそれを修正できるはずだ。このトラックは特にコーナーのシーケンスが多いので、戦えるようにするにはクルマを狙い通りに曲げていく必要がある。セットアップを改善する必要があるけど、まだそこまで離されてはいないようなので、そこは一日の作業のポジティブな部分だ。トラックはかなり滑りやすいし、オフラインを走ったり、縁石を省略したり、砂のパッチに出くわすと、簡単にグリップを失ってしまう。いくつかミスが見られたそれが理由だと思う。今日のエンジンは古いエンジンだし、100%ではなかったので、明日はパワーを改善するために交換する。新しいエンジンとセットアップの改善によって、僕たちは良いポジションにいられると自信を持っている。これまでのシーズンと同じようにまだメルセデスがリードしているように見えるので、できるだけ近づけるように頑張っていく」

7番手:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「今日は通常のレース週末の準備に加えて、クルマで試すためのアイテムがたくさんあった。1回目のプラクティスは予選とレースで経験するコンディションとは異なるものだったけど、2回目のプラクティスで確認したことには希望を持てる。クルマのバランスは僕たちが必要としているところにあるし、ロングランのペースも競争力があった。まだやるべき仕事は少しあるけど、僕たちは良いベースラインからスタートできているし、今夜改善することができれば、明日は良いポジションにいられるはずだ」

8番手:エステバン・オコン (フォース・インディア)
「ここに来て、また照明の下で走れるのは素晴らしいことだ。午後のセッションにはかなり満足している。パフォーマンスは堅実だけど、まだ改善の余地はある。今夜、宿題をうまくこなすことができれば、明日はいつものポジションに入れるスピードがあると思う」

9番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
「正直、かなり標準的な金曜日あった。午前中はいつもより少しエンジンを労わり、午後に通常のプログラムに戻した。僕たちはかなり競争力があると思う。僕たちとフォース・インディア、マクラーレンとの間にはあまり差はないと言える。明日は接戦になると思うし、僕たちが望んでいる位置に行けるようにクルマからもう少し搾り出して、日曜日のレースにむけて最高のチャンスを得られることを願っている」

10番手:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン・ホンダ)
「今日は実りの多い一日だった。日曜日のレースでどれだけ多くのポイントを獲得したとしても、マクラーレン・ホンダのコンストラクター選手権での順位はすでに決定しているので、ここ2戦は新しいパーツのテストを金曜日の優先事項にしている。今日は多くのことを予定していたが、すべてがスムーズに進行し、チームは走行プログラムにすべてを盛り込むためにすばらしい仕事をしてくれた。明日の予選でQ3に進出し、日曜日の決勝で入賞することを目標にしているものの、それを実行するのは簡単ではないだろう。今日の結果からも分かるように、ウィリアムズ、ルノー、およびフォース・インディアのそれぞれ2台とともに、僕たちは非常に拮抗した中位グループにいる」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1アブダビGP