バルセロナ F1テスト 2016
2016年のインシーズンテストが17日(火)、F1スペインGPの会場となったバルセロナのカタルニヤ・サーキットでスタートした。

バルセロナテストには、ザウバーが除く10チームが参加。インシーズンテストは若手ドライバーテストの意味合いもあり、初日には4名の若手ドライバーがマシンを走らせた。

トップタイムはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが記録。2番手にはニコ・ロズベルグ(メルセデス)、3番手にはジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)が続いた。

セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「グランプリの直後に、多少なりと同じコンディション、同じコースでテストができるなんて珍しいチャンスだ。土曜日はちょっと苦戦していたので、今日はいろいろと試してみた。しっかりと調べる必要があったけど、別にそのためだけにテストをしているわけではない。1日でできるだけ多くの周回を走ろうともしている。モナコは僕たちの強さを発揮できるコースだと思う。昨年はとてもコンペティティブだったからね。今はグランプリに必要な部分を改善できているし、そこも役立つはずだ。土曜日を除けばバルセロナでの競争力は予想していた通りだった。今はベストなポジションにいるわけではないし、モナコの優勝候補というわけでもない。優勢はメルセデスだ。でも、僕たちは全力を尽くしているし、勝利のチャン巡ってくれば優勝を目指す。あまり先のことは考えずに、一歩一歩進んでいきちあ。チャンスはあると確信している」

ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「マシンに戻れて嬉しい。いろいろなことを学んだし、良い進歩を遂げることができた。何よりもそれが重要だ。今年の僕のテスト担当は今日だけなので、その機会を最大限に生かす必要があったし、できるだけ多くののことを学ばなければならなかった。サスペンションとセットアップ作業に取り組み、本当に少しの違いのものも試している。残りのシーズンが楽しみだ。ただ、今はモナコだけに集中している。いつも通りライバルには注意しているけど、自信はあるし、また優勝を狙うつもりだ」

ジェンソン・バトン (マクラーレン・ホンダ)
コメントなし

ロマン・グロージャン (ハース)
「今日は多くのラップを走る込むことができて素晴らしかった。僕たちにはやりたいことの長いリストがあった。午前中は主に空力、そのあとはモナコGPにむけてスーパーソフトの感触を得た。多くのプログラムを完了できたし、チームは本当に頑張った。今は今後のレースに準備していくために役立つ調べていくデータがたくさんある。僕たちはシャシーを変更したし、やれることは全て試したので、モナコでどうなるか見てみよう」

パスカル・ウェーレイン (マノー)
「今日はポジティブな1日だった。大量にある新しい開発アイテムの評価に取り組みながら、終盤にはスーパーソフトタイヤでも走った。先週のレースでは使っていないので、アップデートしたパッケージと他のチームを比較するのは興味深かった。この後はモナコに集中していくし、今日のテスト作業の結果を生かせば、先週末よりも良い週末になると思っている」

ダニエル・リカルド (レッドブル)
「今のところ、テストの内容にはとても満足している。何がわかったかは今夜調べていくけど、基本的にはとても信頼性があったし、全てがスムーズに進んだ。いくつか新しいパーツも試した。たぶん、変な装置がたくさん搭載された午前中のマシン画像が出回っているんじゃないかな! でも、全てがうまくいった。レース週末ほど興奮するわけではないけど、今日は多くの良い仕事ができたと思う。大事な作業ばかりだし、チームはあと1日ここでの時間がある。その後はストリートサーキットのレースが3回続くので、きっと面白くなるだろうね!」

ピエール・ガスリー (トロ・ロッソ)
「今日は本当に嬉しい。F1マシンをドライブするのはいつだって最高だからね。一番重要なのはチームのために良い仕事をすること、そして、多くのマイレージを走り込むことだ。午前中は空力テストを完了して、午後はマシンのセットアップに集中した。最後にソフトタイヤを履いてパフォーマンスランを行ったけど、ちょっとしたトラブルが起きて予定よりも少し早く終了を迎えてしまったのが残念だ。でも、それでも満足している。今日はたくさん走れたしね。僕にとって、経験を積む上で重要なことだ。トロ・ロッソでドライブしたのは今回が2度目だ。前よりも自信が深まったと言える。チームのこともわかってきたし、手順を理解できていることも助けになっている。だからといってプレッシャーが軽くなったわけではない。常にしっかりと仕事を果たさなければならないけど、完全に何もかもが新しいわけではないので、前よりもドライブが楽しくなってきている。近いうちにまたこのチームで走るチャンスを得られる日を楽しみにしている」

アルフォンソ・セリス (フォース・インディア)
「多くのマイレージを稼げたし、異なるタイヤコンパウンドでの作業もできて、本当にポジティブな1日だった。冬季テストの後にまたここに戻ってきたのは面白い。路面も天気も全然違う。マシンには同じものが搭載されているので、慣れるのに数ラップもかからなかった。マシンに関しては自信が深まっているけど、まだミスを犯さないように慎重に走っている。僕のプライオリティはチームが求める仕事をこなすことだ。でも、明日はもう少しプッシュできることを願っている」

アレックス・リン (ウィリアムズ)
「とてもポジティブな1日を過ごせたと思う。全ての作業をこなすことができたし、おそらくプログラムに予定されていた以上のことができたと思う。次の数戦に向けていろいろとやらなければならないことがあったけど、良い情報をたくさん得られた。ミディアムタイヤでも良い作業ができたし、午後は少しモナコをベースにしたパフォーマンスの作業に取り組んだ」

エステバン・オコン (ルノー)
「1日中、R.S.16をドライブできて最高だった。ほぼフルプログラムだったけど、同じことができたのは嬉しい。今日は2番目に多い周回数をこなせたし、全ての作業に満足している。もちろん、燃料を軽くしてソフトタイヤを履いて速いラップを走れたら最高だけど、今日がそれが目的だったわけではない。チームは収集した全てのデータに満足しているし、マシン開発に貢献できて嬉しい」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー