F1 シンガポールGP

2015 FORMULA 1 SINGAPORE AIRLINES SINGAPORE GRAND PRIX

優勝:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「今日は信じられないようなレースだった。実際、全体的に信じられないような週末だったし、一言でまとめるのは難しい。レースは厳しく長く、後続のダニエルからのプレッシャーがあった。僕たちは今日最速の2台だったし、ペースをコントロールして、タイヤを労わることができた。週末を通してタイヤはいい状態だった。クルマの感触は素晴らしかったし、最後までギャップをコントロールすることができた。今日は楽園にいるようだ。でも、シーズンはまだ長い。メルセデスが今週末ペースがなかったことは意外だ。その理由はわからないけど、正直なところ、どうでもよい。今日はチームのためにとても嬉しい。チームに移籍してから多くの開発が行われてきた。これからのレースについても、100%攻め、いつものようにベストを尽くすつもりだ。チャンスがある限り、それを追求しなければならない。やれることがはすべてやらなければならない。倒すべき相手はメルセデスだし、それをするための最善の方法はしっかりと自己管理して、ベストを尽くすことだ」

2位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「今回は僕たちが優勝できる最大のチャンスだと思ったし、2位になったことを誇りに思うことができる。ここでは僕たちのチャンスを最大限活用した。スタートでは、セブが先に行ったあと、彼に追いついた。セーフティカーが出動しなければかなり接戦になり、おそらくピットストップでのアンダーカットも可能だっただろう。ピットストップを2回ともセーフティカー出動中に行ったことが僕たちのチャンスに影響した。それがレースを決めたと思う。第1スティントでは僕たちはかなり強かったし、セブはDRSのギャップを広げるために攻めなければならなかった。でも、周回数が増えるにつれ、僕たちは息を吹き返し、タイヤをもう少しあてにできるようになった。その後セーフティカーが出動したのでフラストレーションが溜まったけど、次のピットストップでもう一度チャンスがあるとわかっていた。でも、セブは最初のスティントから学習したようで、最初のスティントよりも簡単にスタートし、その後引き離すことができた。僕はまた彼に追いつくことができたけど、再びセーフティカーが出動した。ここではオーバーテイクが難しいので、それで終わりだった。僕たちは終盤、最速ラップタイムを記録したので、それは誇りにできる。先の話をすれば、僕たちにとって鈴鹿は得意なトラックだけど、ここほどではないと思う。でも、トップ5を目指すことはできる。また表彰台に立てて嬉しい。チームのために嬉しく思う。過去数戦でシャシーが改善しているので、スタッフに感謝したい」

3位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「ちょっと複雑な気持ちだ。グリップとマシンのハンドリングに苦しんだ昨日がどれほど大変だったかを考えると、3位は嬉しいけど、優勝争いができなかったことは少し残念だ。今日は簡単ではないとわかっていた。難しいレースだった。新しいタイヤでダニエルを追うのは簡単だったけど、昨日と同じ問題が発生して、彼に追いつくだけのスピードがなかった。チーム全体としては、1位と3位は素晴らしい結果だけど、もちろん2位も可能だった。これからのレースがどうなるか予測するのは難しいし、浮かれるべきではないと思う。自分たちに合ったトラックもある。いつも通りに全力を尽くすつもりだ。先頭争いができるような競争力を持ちたい。これまでのところチームとして素晴らしい仕事をしている。改善を続け、積み重ね、あらゆる分野で学んでいる。僕たちは正しい方向に進んでいる」

4位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「シンガポールは僕のチームにとって期待外れな週末だった。僕たちは週末全体でペースがなかったし、ルイスのマシンはリタイアしなければならなかった。これがユニークな環境で、僕たちのクルマがトラックとコンディションに合っていなかっただけだと願っている。問題は、僕たちがレッドブルとフェラーリがなぜここでかなり速かったのかを理解できていないことだ。レースのスタートはちょっとしたカオスだった。インスタレーションラップでエンジンが何度か止まってしまい、100回練習してきたスタート手順ができなかった。適応しなければならなかったけど、問題なくできたし、ポジションをキープすることができた。4位は今日の最大限だったし、鈴鹿にむけて何が悪かったのかを理解するためにやらなければならない作業はたくさんある」

5位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「僕にとっては良いレースだった。スタートは良かったし、ペースも期待していたよりも少し良かった。前のドライバーに少しはプレッシャーをかえて、何人かをアンダーカットすることができた。今日、ピットクルーは、プレッシャーのなかで素晴らしい仕事をしてくれた。僕たちはやらなけれべならないことをやり、集中して、チャンスを掴んだ。これは今日の最大限の結果だったし、満足している」

6位:ダニール・クビアト (レッドブル)
「セーフティカーのタイミングは不運だった。僕はその1周前にピットインしたばかりだった。今日は完全にセーフティカーに嫌われたね。個人的な恨みでもあるのかな! そんなものだけどね。セーフティカーに阻まれてあまり良いレースじゃなかった。でも、他にやりようがなかった。1回目のピットストップでメルセデスに2つポジションを失い、2回目はボッタスに抜かれた。その後はずっと、僕たちより少しだけストレートで速いクルマの後ろでトラフィックに引っかかって、抜くことができなかった。プラス面は、コース上に留まり、ポイントを獲得したことだ。チームは今週末本当によくやってくれたし、クルマはとても良かった。これだけ不運に見舞われたことを考えれば、8ポイントは僕あちにできるベストだっただろう。きっと僕にも運が向いてくるはずだ。僕たちのクルマはいつもコーナーが良かったので、ここでのチームリザルトは驚きではない」

7位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「こんなに厳しいレースを7位で終えて、6ポイントを獲得できたのでいい気分だ。フェルナンドの前に出なければならないのはわかっていたのでスタートがとても重要だった。それにロマンも抜くことができた。その後は良いリズムに乗れたし、最初のセーフティカーが終わってすぐは新しいタイヤだったので、そのケアと後続とのギャップを広げることに集中した。2回目のセーフティカーはあまり僕たちの助けにはならなかった。フレッシュタイヤを履いたトロ・ロッソ勢に大きなアドバンテージを与えられてしまったからね。彼らがすぐに追いついてくることはわかっていたし、自分のタイヤは古くなっていたので、前をキープするのが難しいこともわかっていた。マシンをウォールにぶつけないようにするのも簡単ではなかったしね。最後の15周は本当にきつくかったけど、なんとか7位を死守できた」

8位:マックス・フェルスタッペン (トロ・ロッソ)
「驚くべきレースだったし、とても楽しかったよ! スタートでストールした後は終わったと思った。ピットレーンまで押し戻されて、1周遅れでレースに復帰したんだからね... でも、とにかくプッシュし続けたし、8位でフィニッシュできたことは本当にファンタスティックだ! ペースは素晴らしかったし、改めて全てのオーバーテイクが本当に楽しかった! 1周遅れでも、ポイント圏内に戻るためにポジションを諦める理由はなかった。僕は8位に値したと思う」

9位:カルロス・サインツ (トロ・ロッソ)
「波乱の多いレースだったのは確かだね! 良いスタートを切って、序盤はとてもペースが良かったし、戦略も素晴らしいと思った。1回目のセーフティカー後のリスタートでギアボックスがニュートラルに入って、フィールドの後方に落ちてしまった。その後はオーバーテイクしていくのはとても楽しかったし、ペレスをプッシュしていたマックスの後ろの9位まで上り詰めた。残り10周で彼が見えてオーバーテイクしようとしたし、1周でトライできるかもしれないと思った。もし、出来なかったとしても、マックスにポジションを返すつもりだった。僕はチャンスが欲しかったけど、彼は僕にそれを与えないことに決めた。チームとして話し合う必要があると思うけど、全体的には再びポイント圏内でフィニッシュできたことにとても満足しているよ! 次の日本までは7日間しかないし、プッシュし続けよう!」

10位:フェリペ・ナッセ (ザウバー)
「今日は僕たちにとって非常にチャレンジングなレースだった。僕たちは2ストップ戦略を予定していたし、ポイントを獲るのは難しいと思っていた。1回目のセーフティカーの後、トップ10に上がれたのはうまくいったね。残念ながら、2回目のセーフティカーが入ったときにフロントタイヤの熱を失ってしまった。リスタートでのペースが十分に良くなかった。かなりのポジションを失ったし、タイヤが回復するのを待たなければならなかった。でも、最終的に1ポイントを獲得できたので、チームのためにも自分のためにもとても満足している。簡単な週末ではなかった。いくらか満足感とともにレースをフィニッシュできて嬉しい」

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