F1
シーズン開幕前の最後のプレシーズンテストがバーレーンで2日目を迎え、フォース・インディアのセルジオ・ペレスが前日に続き、トップタイムを記録した。

2日目は、フェラーリが2番手タイム、レッドブルが3番手タイムと上位に食い込む一方で、メルセデスとマクラーレンにトラブルが発生。タイム的にはまだ前回のバーレーンテストには届いておらず、後半2日間での各チームのパフォーマンスに注目が集まる。

ダニエル・リカルド (レッドブル)
「今日はかなりうまくいった。午前中はピットストップをするここにいるこれまでクルマに触るチャンスがなかったレースクルーにとって重要だった。なので、午前中はあまり走っていない。でも、午後はいくつか良い作業ができたと思う。ソフトタイヤでの走行は順調だったし、グリップがあるときのクルマの反応を確認した。最後には一回ロングランも走った。そのタイヤでクルマがどんな挙動を示すかを確認するためにも非常に重要な走行だった。昨日から至るところが大きく改善されているし、今はかなり楽観できると思う。まだ学ばなければならないことや理解しないといけないことはたくさんあるけど、僕たちは進歩しているし、この2日は適切な方向に大きなステップを果たせた」

ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「全てのチームと同じように僕たちも毎日トラブルに見舞われているし、信頼性についてもスピードについてもまだやらなければならない仕事がある。特定のエリアに問題があるわけではなく、いろいろと改善する必要があることがたくさんある。メルボルンに行くまでにできる限りたくさんマイレージを稼ぎ、できるだけ多くの問題を見つけておくことが大事だ。フラストレーションを感じることもあるかもしれないけど、この段階でトラブルを見つけておくのは実際のところポジティブなことだ。今はまだ誰がどこのポジションにいるかはわからないし、他のチームが何をやっているかなど気にせずに自分たちの作業に集中している。自分たちのことに集中しているし、初レースまでこれを続けていく。今日はかなり平均的な一日だったけど、メルボルンに行くまでにもっとやりたいことがあるので、もうちょっと生産的な時間を過ごせることを願っている」

フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「600kmの走行はいつだって歓迎だけど、メルボルンに向けて100%準備ができているというにはまだ早過ぎる。学ぶべきことはまだたくさんある。でも、今日の出来には満足している。午前中はセットアップ作業に取り組んだし、どの方向性に進むのがベストかを教えてくれた。午後はレースシミュレーションを完了できたし、ラップを走る度に学習フェーズを追加できている。冬季テスト中はこれが普通の状況だ。パフォーマンスに関してはライバルたちがどんな感じかはっきりしたアイデアを持つのはまだ難しい。オーストラリアに行かないとわからないと思う」

パストール・マルドナド (ロータス)
「火災が起き、僕たちにとってはタフな一日だった。作業を続けていく必要があるし、チームにとっても僕にとっても理想的な状況ではないのは確かだれど、一体となって集中して作業していく必要があるし、今後さらに良くなることを願っている。今日は僕のプレシーズンテスト最終日だったし、オーストラリアに到着するときにはかなり興味深いことになりそうだ」

ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「ギアボックスに問題が発生した。最近ではパワーユニット内のものはすべてそうなんだけど、交換するのにしばらく時間がかかってしまった。でも、最後には戻れたし、全てがスムーズに動いていたので良かった。時間を失ってしまったことは残念だけどね。この冬では初めての大きなトラブルだった。ただ、レース週末に起きるよりはここで問題に遭遇する方がいい。それでも午後は燃料を重くしてロングランを走ることができた。基本的なクルマはいいし、ポテンシャルもかなりあると思うけど、まだやらなければならいことはたくさんある。パワーユニットについては理解を深められているし、レースのやり方もわかっているけど、バランスやグリップ面はまだまだだ。でも、いくつか優れた改良パーツが投入されることになっているので、上位勢とのギャップを縮めるのに役立つはずだ」

セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「今日も丸一日過ごせたし、多くのラップを走れてのでとてもいい気分だ。メルボルンに行くまでに僕がマシンに乗れるのはこれが最後だったけど、状況についてのフィーリングはッポジティブだ。今日のセットアップ作業はとても有益だった。初レース向けてもっと良い方向性に進めるようにいくつか異なることを試せたからね。全てが予定通りに進んだし、午後にはすべてのロングランを完了できた」

エステバン・グティエレス (ザウバー)
「今日はかなりの走行距離を走り込めたし、チームにとって、これまでのテストで一日で一番多く走った。信頼性の観点から言えば、今のところ順調だと思う。午前中はいくつか空力作業に取り組み、ロングランも走れたし、レースシミュレーションも実施できた。いろいろとセッティングも試して感触を掴めている。燃料をセーブしたりね。作業はとてもうまくいった。ピットクルーもエンジニアも本当に信じられないくらい懸命に頑張ってくれている。彼らと協力してレース週末の手順も学べた」

ジャン・エリック・ベルニュ (トロ・ロッソ)
「今日は目立ったトラブルなく、多くのラップを走れたし、状況は良くなっていると思う。まだ、やるべきことはたくさんあるけど、いくらか前進していると言っていいと思うし、残りの2日間もできるだけ多くのマイレージを稼いでいかなければならない。ここでは日曜日にまたクルマに乗るけど、予選やレースのシミュレーションができる状態になっていることを願っている」

フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「僕たちにとっては今日も重要な一日だったと思う。クルマをさらに理解し始めている。先週は半日だけしかなかったし、一日中ドライブできたのはこれが初めてだったので、明日はさらに理解を深めるのを楽しみにしているし、初レースに向けてできる限りしっかりと準備するためにやれること全てに取り組んでいきたい。チームとしての作業には満足しているし、明日もまた重要な一日になるだろう」

ジュール・ビアンキ (マルシャ)
「今日の僕たちが達成したことには本当に満足している。クルマの感触はいいし、信頼性もあるのでマイレージを稼げた。もっとたくさん走りたかったのは確かだけど、いくつか良い走りができたし、燃料が重くても軽くても本当に良い感触を掴めている。明日の2日目の走行が楽しみだし、最後の2日間も良い作業を続けられることを願っている。チームとパートナーであるスクーデリア・フェラーリの全てのハードワークに感謝したい。今、それがコース上で発揮され始めている」

マーカス・エリクソン (ケータハム)
「最終テストの初日だったし、もちろん望んでいたような終わり方ではなかったけど、今日に予定していたプランはかなり達成できている。止まったり走ったりの午前中だったけど、午後のセッションはテクニカルトラブルが起きるまで順調だった。レースシミュレーションの第1スティントを走ってピットを離れたところで炎が上がってトラック上でストップするしかなかったんだ。昼食後、セットアップのオプションを評価するために何度か走り、フルレースのシミュレーションに取り組んでいた。最初のピットストップまでは本当にうまくいっていたけど、問題が起きて止まるしかなかった。でも、今日に予定していた作業はレースのスタートや発進を含めてかなり終えられているので、それについては満足している。炎自体はかなり一瞬で出てきたし、スタッフには、何が起きたのかを調べて、明日までに全てを修正するためにかなり多くの作業が待ち受けている。今日はもっとたくさん走りたかったけれど、まだ一日残っているし、走る度に学んでいるので、ここに来た時と同じくらいはポジティブに考えている。とにかく早くマシンに戻って作業を続けたい」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー