F1
4日間にわたるF1バーレーンテストが終了。メルセデスのニコ・ロズベルグがここまでの最速タイムとなる1分33秒283を記録した。

今回のテストでは、メルセデス勢が速さを発揮。多くの周回数を重ねるだけでなく、パフォーマンスレベルも高めていることを示した。

ルノー勢は、ヘレスよりも状態は良くなったものの、いまだ周回数を重ねることに苦労。調整の遅れが露呈されたカタチとなった。

ダニエル・リカルド (レッドブル)
「正直、今日は最高の一日とはいかなかった。僕たちにはまだもっと時間が必要だと思う。あと4日間あるので、その時間を最大限に生かせることを願っている。今日は、僕が走ったなかではクルマの感触が良くなっていたと言っておきたい。でも、残念ながら、また別のトラブルが発覚してしまい、ポテンシャルを引き出せなかった。来週はもっと走れることを願っている。最初の2日間を担当することは満足している。この段階ではとにかく走り込む必要がある」

ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「今週、バーレーンでの最初のテストにはとても満足できると思う。多くの走行距離を重ねられたし、走るたびにクルマについて学んでいった。午前中、なんどか予選の練習もできたし、感触も良かった。良いバランスを見つけることができたので、ちょっと攻めることができた。後半はレースシミュレーションに取り組だ。クルマの新しいものすべてを学ぶ上で重要だった。エンジニアから多くのフィードバックがあったし、僕の頭の中は情報でいっぱいだよ! 最後は問題が起きてちょっと早めにプログラムを終えることになった。序盤のレースでは信頼性がかなり大きな要素になってくると思うので、メルボルンに行くまでにもう少しやらなければならないことはあるけれど、来週その部分をさらに前進させられることを願っている」

キミ・ライコネン (フェラーリ)
「ヘレスに比較すればいろいろと改善できているし、クルマの挙動についても理解を深めている。試さなければならない様々なソリューションにトライしたし、来週のテストやシーズンスタートに向けてできる限り準備できるように頑張った。バリアとの衝突? ターン4出口の縁石でスピンしてしまった。あのようなことも起きもんだよ! 幸い、一日が終わるタイミングだったけど、チームの仕事を増やしてしまって申し訳なく思っている」

パストール・マルドナド (ロータス)
「今日は多くのラップを走れたし、クルマに乗る時間が得られて良かった。異なるセッティング、空力走行など多くの作業を行ったので、考えなければならないことも大量にあったけど、すべてうまくいったと思う。クルマの信頼性はかなり良かったので作業の役に立ったし、来週に向けていい兆候であることを願っている」

セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「午後に走行時間を失ったのは残念だけど、今週僕たちが学んだことに関してはかなりポジティブに感じられると思う。クルマに乗って走るたびにより多くの情報を得られるし、常に何かしら新しいものを試している。午後に予定していたロングランができなかったので、来週をそれをすることが重要だ。パフォーマンスやセットアップ作業もプッシュしていかなければならない。まだそこはあまり集中できていないエリアだからね」

エイドリアン・スーティル (ザウバー)
「期待はずれな一日だった。ピットクルーは午後にクルマを走らせようために素晴らしい仕事をしてくれたけど、貴重なコース上での時間を失ってしまった。テストではこういうことは起きるものだし、僕たちはそこから学んでいる。これから残された4日間を最大限に生かせるように集中していく」

ジャン・エリック・ベルニュ (トロ・ロッソ)
「僕たちは大きな問題を抱えている。でも、それは僕たちだけではないことはみんなが知っているはずなので、ネガティブなコメントを発しても意味はない。バーレーンに来た時点で、僕たちが抱えている全ての問題を解決するには前回のテストでは十分に時間がないことはわかっていた。ポジティブな点は、今はそれらのいくつかを解決できていることだ。あまり多くの周回は走れていないけど、以前に主な話題になっていた空力やメカニカル面などのエレメントについて話せば、僕が走り込んだ感じではトロ・ロッソが僕に走っていて気持ちのよいクルマを与えるために良い仕事をしてくれているのは明らかだ。フラストレーションは溜まるけど、メルボルンまではまだ数週間あるので、冷静さを保ち、ストレスを感じないようにしなければならない。木曜日からまたここバーレーンで作業を再開する。メルボルンではとにかくレースを完走することがポイントを獲得する良いチャンスであることは明らかだ」

フェリペ・ナスル (ウィリアムズ)
「初めてF1マシンを走らせることができてとても嬉しいし、周回数が87周に到達したことも、かなり生産的な一日だったと言える。クルマに乗る前は頭の中でいろんなことが駆けめぐった。でも、予想はしていたことだ。ダウンフォース量やブレーキ効果、パワーなど、これまでにドライブしてきた他のどんなマシンともまったく違うということをね。僕にとっては学習プロセスだったけど、一日を通してエンジニアにはフィードバックを与えられたし、僕たちはいくつか良いものを見つけられたと思う。こののチャンスを得られて本当に嬉しい。次回を楽しみにしている」

マーカス・エリクソン (ケータハム)
「今日は多くを走れず理想的ではなかったのは明らかだけど、全体として最初のバーレーンテストの締めくくりとしてはかなり満足している。昨日は100周近く走れたし、システムに慣れたり、タイヤを適切に機能させてためにクルマでの時間を得ることが本当に重要だ。3回目のテストに準備するために数日間あるし、またマシンに戻るのが待ちきれない」

小林可夢偉 (ケータハム)
「午前中に電気系統のトラブルが起き、午前中のテストを担当していたチームメイトの走行時間が短くなってしまいましたが、チームが一所懸命にクルマを直してくれたので、僕はなんとか最後の一時間を走ることができました。いろいろと試すには走行時間が短すぎましたが、それでもいくつかの項目をテストすることができたので、今晩このデータはしっかりと検証します。そして来週、再びこのサーキットで行われる最後のテストで開幕戦のメルボルンに向けてパフォーマンスを上げたいと思います」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー