ダニエル・ティクトゥム 「F1ドライバーは決まり文句しか話せないロボット」
ダニエル・ティクトゥムは、自分にはF1ドライバーとしてやっていけるだけの「十分に速くて才能がある」が、自分の性格による過ちがそのチャンスを台無しにしたことを受け入れていると語る。

ダニエル・ティクトゥムは今年のFIA-F2選手権で、2回の勝利を収めてランキング4位につけており、トップとは49ポイント差ではあるものの、残り2大会6レースがあることを考えれば、まだタイトル候補として残り続けている

以前、ダニエル・ティクトゥムは、レッドブルの育成ドライバープログラムに参加し、2019年にF1マシンをテスト。また、今年初めに別れを告げるまでウィリアムズのアカデミーで時間を過ごしてきた。

ソチでレース1で勝利を収めたダニエル・ティクトゥムは「自分がF1ドライバーになれないという事実を飲み込む過程にある」とし、「自分が苦労しているように聞こえたくない」と強調したした上で、今の状況について語った。

「F1にいるための十分な速さ、十分に才能、精神的に能力などが僕にはあるか? 答えはシンプルだ。イエスだね」とダニエル・ティクトゥムは語った。

「僕はこのスポーツで現在僕たちがいる環境に対してあまりにも政治的に間違っている? イエスだ。またはむしろ僕はそれを強調してきた!」

「大企業を代表する必要があり、基本的にはロボットでなければならない。もう少し個性のある人がいれば・・・ただ意見を表明することさえできない。真実を語るようなものならトラブルに陥ることさえある」

「すべてのドライバーについての話だ。他のドライバーよりもそれを気にかけている人もいれば、ただやっている人もいる。でも、僕たちの多くがそうだと言っても過言ではないと思う。そして、F1ドライバーももう少し自分自身になりたいと思っているはずだ。いつもみんなが聞いている『まあ、次回はもっと頑張って、もっと強く戻ってくる』以外のことを言いたいはずだ」

「ファンはもう少し違う人を望んでいると思う・・・仕方ないことだけどね。僕はもっと早く学ぶべきであり、もっと早く変わるべきだったけど、僕はそれをしなかった。そして、僕はここにいる」

以前、ダニエル・ティクトゥムは、F1ドライバーに慣れない場合は「バカバカして何か他のことをする」と思っていたが、今では別のモータースポーツ部門でのキャリアが魅力的だと感じていると説明した。

「傲慢でなくても、自分にはステアリングを握って提供できることが多すぎるくらいあると思っている。でも、僕には分からない」とダニエル・リカルドはF1は完全に辞めたと語る。

「少しでも常識のある人なら、それがインディカー、DTM、またはF2でのもう1年であることを分かっているだろう。フォーミュラEかもしれない。それらが選択肢になるだろうし、僕が探している場所になるだろう」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・ティクトゥム