デビッド・クルサード F1ブラジルGP
デビッド・クルサードが、F1ブラジルGPが開催されるインテルラゴスを解説。昨年度のブラジルGPは、デビッド・クルサードがウィングス・フォー・ライフのクルマで最後の(残念ながらとても短い)レースに出場した。クルサードは、2001年度の優勝を含め、合計14回このサーキットでレースを戦っている。

「F1を長年開催しているサンパウロのコースには、様々な素晴らしい歴史がある。反時計回りのコースなのでドライバーの首の左側に負担が大きく、標高が高いのでエンジンパワーにも影響がある。エンジン担当のメンバーにはチャレンジングなレースとなるが、ブラジルはデューティーサイクルが少し少ないので、セバスチャンのエンジンアロケーションにとっては負担が少ない」

「1周のスタートはエントリーがワイドな下り坂のセナのS字コーナーで、次のバックストレートはコースの中間セクションへ続いている。サーキットが丘の上に建てられているので、ここはちょっとしたジェットコースターだ。終盤は降り坂の左カーブから、昨年度、ハミルトンがグロックを抜いて世界チャンピオンとなったことで有名な最終コーナーへと続く」

「その後、長い登り坂の左カーブがあり、スタート・フィニッシュへ向けて下って行く。1周は短いが、ドライバーにとっては非常にチャレンジングなコースだ。そして、このレースが世界選手権の命運を決める」

「ブラジルに行くのは楽しい。ブラジル人はみんな陽気で、貧しい人もいつも笑ってサンバを踊っているという印象だ。かなり危険なこともあるようだが、ぼくは危ない経験は一度もない」

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カテゴリー: F1 / デビッド・クルサード / F1ブラジルGP