メルセデスのアルピーヌF1株式取得交渉が決裂 ブリアトーレ「価格が原因」
アルピーヌF1チームの株式売却をめぐり、メルセデスとの交渉が決裂した。対象となっていたのは、2023年12月にオトロ・キャピタルが2億ドルで取得したアルピーヌの少数株式24%で、現在は6億ドルから8億ドル規模の価格が取り沙汰されている。

F1チームの価値が上昇を続けるなか、この株式は新たな投資家がF1に足場を築くための数少ないルートと見られていた。メルセデスF1チームのトト・ヴォルフも取得に向けて交渉していたが、先週、その協議は終了した。

ブリアトーレ「価格が高すぎた」
アルピーヌのフラビオ・ブリアトーレは、今回の件がアルピーヌF1チームの問題ではなく、オトロとルノー・グループの間の案件だと強調した。

「オトロはチームとは何の関係もない」とブリアトーレは語った。「オトロはヘッジファンドで、2年前にアルピーヌの24%を買った。そして今、彼らは売りたがっている。誰もが知っているように、彼らはメルセデスチームの背後にいるトト・ヴォルフと交渉していた」

「2日前、その合意は失敗した。すべての交渉がだ。これは本当にチームとは関係がない。我々はオトロに関してルノー・グループから何のプレッシャーも受けていない。これは本当にルノー・グループの問題であり、アルピーヌチームの問題ではない」

交渉がなぜ失敗したのかを問われると、ブリアトーレは明確に答えた。

「とても簡単だ。価格が高すぎた。トトは非常にフェアだった。オトロの人々がフェアだとは思わない。トトはすべての交渉で非常にフェアだった」

ホーナー関与の可能性にも言及
オトロ株式をめぐっては、F1外部の投資家だけでなく、クリスチャン・ホーナーが関わるコンソーシアムも関心を示しているとされる。ブリアトーレは、いずれの買い手であっても最終的にはルノーの承認が必要になると説明した。

「オトロはルノー・グループの問題であり、実際にはチームの問題ではない」とブリアトーレは語った。「クリスチャンを含め、さまざまな人々との交渉があると思う。私にとっては、ルノーが見つける解決策が何であれ、どんな解決策でも喜んで受け入れる」

「オトロから株式を買う者は、ルノーの祝福を得る必要がある。過半数株主との合意がなければ、少数株式を買うために6億ドルを費やすのは非常に難しいと思う」

「正直に言って、オトロの政治は理解できない。現時点では、どこにも向かっていない」

フラビオ・ブリアトーレ(アルピーヌF1チーム)

ブリアトーレはホーナーとの協働に前向き
ブリアトーレは、ホーナーがアーデンGP2チームを運営していた時代からの知己であり、バーニー・エクレストンとともにホーナーの初期キャリアに影響を与えた人物でもある。

ホーナーと一緒に仕事をすることに抵抗はないかと問われると、ブリアトーレは問題ないと明言した。

「私は誰とでも一緒に仕事をすることを歓迎する」とブリアトーレは語った。「私にとっては歓迎だ。問題はまったくない。特にクリスチャンとはそうだ。私はクリスチャンと非常に良い関係を持っている。彼とは20年来の付き合いで、当時はエンジンで一緒に仕事をしていた。私はその時、ルノーでエンジンを供給していた。我々は5年間一緒に仕事をしていた。問題はまったくない」

今回の交渉決裂は、アルピーヌの運営体制そのものよりも、少数株式を保有する投資ファンドとルノー・グループの間にある価格設定と承認プロセスの問題を浮き彫りにしている。ブリアトーレの発言からは、チーム側が売却交渉に巻き込まれているというより、外部株主の出口戦略が停滞している構図が見えてくる。

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カテゴリー: F1 / アルピーヌF1チーム / メルセデスF1