F1パドックの新アイコン ルクレール婚約者アレクサンドラ・サン・ムルーの魅力
フェラーリF1ドライバーのシャルル・ルクレールが婚約を発表し、パドックでもおなじみの存在であるアレクサンドラ・サン・ムルーに改めて関心が集まっている。F1週末の洗練されたスタイルで知られる彼女は、アート史学者であり、ファッションアイコン、そして愛犬レオの“母”でもある。

11月2日(日)、シャルル・ルクレールはInstagramで婚約を報告。投稿は執筆時点で600万件以上の「いいね!」を記録しており、世界中のファンや仲間たちが祝福の声を寄せている。

アレクサンドラはフェラーリのガレージから恋人ルクレールを応援する姿で知られているが、そのキャリアはモータースポーツ界の外にも広がっている。彼女はアート史の学位を持ち、インフルエンサーやファッション業界でも確固たる地位を築いている。

アレクサンドラの生い立ちと経歴
2001年にフランスのカレーで生まれたアレクサンドラは、フランスとメキシコの血を引く。名門エコール・デュ・ルーヴルで20世紀美術を専攻し、ピカソ、ジョージア・オキーフ、アンディ・ウォーホル、アンリ・マティスなどの作品を研究した。

学生時代は控えめなオンライン発信に留めていたが、2023年のウィンブルドンでルクレールと並んで姿を見せたことで注目を浴びるようになる。このとき2人は友人であるピエール・ガスリーとそのパートナー、フランシスカ・ゴメスとともに観戦していた。

アートとファッションの融合
アレクサンドラは現在、モナコのKamil Art Galleryでアートコーディネーター兼広報を務めており、芸術への情熱を仕事に活かしている。また、Instagramアカウント「@alexandramalenart」ではお気に入りのアート作品や展覧会を紹介しており、アート史家としての視点をファッションにも投影している。

ファッション分野では「Meshki」「Rhode」「Nina Ricci」などのブランドとコラボし、『Vogue』『People』『ELLE』などのメディアにも登場。『ELLE』のインタビューでは、メキシコの子どもたちに教育支援を行う基金「Corazones Unidos」を紹介し、SNSを通じて得た影響力を「社会に還元する手段」と語っている。

アレクサンドラ・サン・ムルー
F1パドックで輝くファッションセンス
彼女のスタイルはエフォートレスかつ洗練され、芸術的要素を巧みに取り入れている。たとえばメキシコGPでは、フリーダ・カーロの自画像《二人のフリーダ》に着想を得た衣装を着用し、自身のルーツに敬意を表した。

こうした“アートと文化へのオマージュ”を込めたファッションは、パドックで彼女を際立たせる特徴となっている。

愛犬レオとの日常
ルクレールとアレクサンドラの物語に欠かせない存在が、愛犬のレオだ。2024年4月に迎え入れられたロングヘアのミニチュア・ダックスフントで、パドックの人気者としてSNSでも大きな注目を集めている。

レオは婚約のプロポーズにも参加し、「Dad wants to marry you!(パパが結婚したいって!)」と刻まれたタグをつけて登場するなど、2人の人生に寄り添っている。

婚約の瞬間
交際3年を経て、ルクレールはキャンドルライトと赤いバラに囲まれたロマンチックな空間でプロポーズを実施。レオも同席する心温まる演出だった。

発表後、カルロス・サインツ、オスカー・ピアストリ、エステバン・オコン、そしてチームメイトのルイス・ハミルトンなど、F1仲間たちもSNSで祝福のメッセージを寄せている。

シャルル・ルクレール

F1界に広がる“新時代のパートナー像”
アレクサンドラ・サン・ムルーは、F1ドライバーの「パートナー」という枠を超えた存在だ。アート、ファッション、チャリティといった複数の領域で自己表現を行い、知的かつ社会的な発信力を持つ彼女の姿は、F1の国際的な注目度を支える“新世代のアイコン”を象徴している。

彼女の存在は、F1が単なるモータースポーツではなく、文化・芸術・ライフスタイルを包括する「グローバルブランド」であることを改めて示している。

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カテゴリー: F1 / シャルル・ルクレール / スクーデリア・フェラーリ