シャルル・ルクレール、悲痛なリタイア 「表彰台を狙える車はあった」
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シャルル・ルクレールのレースは、予選で温存したフレッシュなソフトタイヤをうまく使って、3番グリッドからレッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスの間の2番手にジャンプアップし、ポジティブなスタートを切った。
しかし、フロントランナーのなかで戦略の展開の中で3番手に落ちついた後、無線での『ノー、ノー、ノー!ノーパワー!』ととの悲痛なメッセージともにルクレールのフェラーリは停止した。
ルクレールは、レース前にエナジーストアとコントロールエレクトロニクスの新パワーユニットエレメントを搭載していたが、レッドブルはワン・ツー・フィニッシュで最大限のポイントを獲得した一方で、手ぶらでバーレーンを後にすることになった
ルクレールは、自分のレースを振り返り、リタイア前に何が可能だったかを語った。
「表彰台を狙えるクルマがあったのは間違いない。正直なところ、表彰台はそこにあった」
「ノーパワー!」 悲痛な叫びとともにルクレールは3番手からレースをリタイア
「後方との差も十分にあったし、ペースも管理できていた。すべて順調だったので残念だ。今はただ、何が悪かったのかを理解し、この問題がもう起こらないことを願うばかりだ...」
週末から得たポジティブな点はあるかと質問されたルクレールは、予選で2回目の走行を行わず、追加ソフトタイヤのセットを温存するという彼とフェラーリの決断を指摘した。
「最初のスティントは、昨日の予選で選択したことが正解だったということだ。それ以外は、それほど多くのことはなかった」とルクレールは総括した。
ルクレール不在の中、チームメイトのカルロス・サインツは、アストンマーティンのライバル、フェルナンド・アロンソに最後の表彰台の座を奪われながら、フェラーリに4位をもたらした。
この結果、フェラーリはコンストラクターズランキングでメルセデス(16ポイント)、アストンマーティン(23ポイント)、首位のレッドブル(43ポイント)に次ぐ12ポイントの4位となり、第2戦サウジアラビアGPに臨むことになった。
カテゴリー: F1 / シャルル・ルクレール / スクーデリア・フェラーリ / F1バーレーンGP