ロータス
ロータスは、2011年の有利なスタートを狙い、開発の焦点を2011年マシンに移行することを決定した。

ロータスは、スペインGPで大幅な空力アップグレードを投入し、T127は既存チームとのギャップを縮めることに成功した。

ロータスは、イギリスGPでもう一度アップグレードを投入する予定だが、テクニカルディレクターのマイク・ガイスコインは、現在のプライオリティは2011年にできる限り良い仕事することだと認めた。

「まだ届けるものはあるし、シルバーストンに向けたパッケージとなるだろう。しかし、現在の我々は2011年により集中している」とマイク・ガスコインはコメント。

「2011年モデルはまもなく風洞に入ることになっている」

「今年、我々はずっと巻き返しをはかってきた。来年、大きな規約変更によって競技の場は均一化されるし、我々はそこにリソースを注ぎ込む必要がある。プッシュし続けたいが、来年にも目を向けたい」

ロータスは、シーズン開幕の6か月前にエントリーを与えられたため、2010年マシンは限られた時間枠で制作しなければならなかった。

マイク・ガスコインは、チームは今年、デザインを限界まで推し進めるよりも、単にマシンを準備するとこに集中しなければならなかったと認める。

ガスコインは、T127にさらなる改善を施すことはできると考えているが、ランキングで既存チームを追い抜く望みはほとんどないため、現実には2011年により多くのリソースを費やそうと考えている。

「我々は(コンストラクターズ・チャンピオンシップで)10位になりたい。でも、現実的にクルマを良くしても8位や9位になれるだろうか?おそらくそうはならないだろう」

「したがって、そこにリソースを注ぎ込むか、来年にそれらを移行するのとどちらに価値があるだろうか? 今年前進をみせたいという商業的な側面もあるが、我々は来年多くの人々にサプライズを与えたい」

「我々はまだ風洞でテストしているし、実施している生産もあるので、立ち止まってはいない」

「マシンの軽量化も行っている。マシンにカーボンサスペンションは装着されていないが、シルバーストンには届けられるだろうし、もちろんそれは来年にも引き継がれる。我々のいる場所には満足している」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ケータハム