ホンダ、新型「プレリュード」を9月5日発売 ハイブリッドスポーツの新時代

モデル名の「プレリュード(前奏曲)」は、電動化時代におけるスポーツモデルの幕開けを象徴。開発コンセプト「UNLIMITED GLIDE」のもと、グライダーが滑空するような高揚感を表現している。
エクステリアデザイン
新型プレリュードは、低くシャープなフロントノーズ、流れるようなボディライン、ワイドなスタンスによってスポーティな印象を強調。ヘッドライトは羽ばたきをイメージした細いストライプを備えたマルチファンクションライトを採用し、夜間の視認性を高めるアダプティブドライビングビームも搭載した。
また、ルーフにはレーザーブレーズ技術を採用し、ルーフモールを廃止。ガラスプリントアンテナとあわせ、滑らかでクリーンなルーフラインを実現している。フロント・リアのバンパー下部にはブルーアクセントを配し、コンセプトを象徴する「伸びやかさ」を演出する。
インテリアデザイン
室内は、運転席・助手席それぞれに異なる設計を採用。運転席はホールド性を高め、助手席は包み込まれるような快適性を重視した。メインカラーには「ブルー×ホワイト」を採用し、所有欲を満たす刺繍ロゴや陰影感のある素材を採用している。
また、低い水平基調の視界、専用デザインのDシェイプステアリング、金属製パドル、専用フルグラフィックメーターを装備し、走りへの期待感を高める仕様とした。

パッケージングと実用性
ワイド&ローのスポーティなプロポーションを実現しながら、テールゲート式の荷室を備える。スーツケース2個やゴルフバッグ、サーフボードなど多様な荷物を積載可能で、仕切り板として利用できる床下収納も用意。スポーツカーながら日常使いの利便性も追求した。
走行性能と新技術
新型プレリュード最大の特徴は、ホンダ初採用の制御技術「Honda S+ Shift」。仮想の8段変速を実現し、モーター駆動ながらリニアなシフトフィールと迫力あるエンジンサウンドを再現する。さらに、グライダーの滑空を意識した「コースティング制御」を搭載し、アクセルオフ時に自然な減速度で走行できる。
ドライブモードは「SPORT」「GT」「COMFORT」に加え、各特性を組み合わせた6種類の走行モード、さらにカスタマイズ可能な「INDIVIDUAL」モードを備える。
シャシーはシビック・タイプRをベースに専用チューニングを施し、デュアルアクシス・ストラットフロントサスペンション、アダプティブ・ダンパー・システム、Brembo製大容量ブレーキを採用。旋回時の挙動安定性を高める「アジャイルハンドリングアシスト」も進化し、ブレーキング時まで制御範囲を拡大した。
安全・快適装備
先進運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備し、快適かつ自然な制御を実現。さらに、GoogleアシスタントやGoogleマップが利用できる9インチ「Honda CONNECTディスプレー」、BOSEプレミアムサウンドシステムも搭載する。
ボディカラーと特別仕様
ボディカラーは、新開発色「ムーンリットホワイト・パール」を含む5色展開。オンライン販売サービス「Honda ON」専用の2トーン仕様も数量限定で用意される。発売後は全国の一部Honda Cars店舗にてレンタカー展開も予定されており、幅広いユーザーに試乗機会を提供する。

主要諸元と価格
乗車定員:4名
パワートレーン:2.0L直噴アトキンソンサイクルエンジン+2モーターハイブリッド(e:HEV)
トランスミッション:電気式無段変速機(FF)
メーカー希望小売価格:6,179,800円(税込)
カテゴリー: F1 / 自動車ニュース