F1カナダGP 予選Q1:角田裕毅14位通過 ハジャー妨害の疑いで調査対象に

Q1中盤、路面温度がわずかに下がる一方でラバーの蓄積により路面コンディションが急速に改善。終盤のアタックラップが極めて重要なセッションとなった。
サインツは赤旗明けの残り5分半でタイム更新を狙ったが、アイザック・ハジャーのスロー走行に引っかかりタイムをロス。再度のアタックではターン出口でワイドに膨らみ、最終的に17番手で敗退した。なお、このハジャーの走行はスチュワードによって「noted(注視対象)」とされており、予選後に調査される可能性がある。
また、ガスリーもアタック序盤でセクター1を最速タイムで通過するも、その後のセクターで失速。チームメイトのフランコ・コラピントに大差をつけられて最下位となった。チーム内での立場が注目されていたコラピントにとっては、非常に重要なセッションとなった。
このセッション中にはアレックス・アルボンのウイリアムズからエンジンカバーが脱落し、赤旗が提示される一幕もあった。アルボンのマシンは修復され再出走し、最終的にQ2進出を果たしている。
Q1の脱落者は以下の通り:
■ 16位 ガブリエル・ボルトレト(マクラーレン)
■ 17位 カルロス・サインツ(ウィリアムズ)
■ 18位 ランス・ストロール(アストンマーティン)
■ 19位 リアム・ローソン(レーシングブルズ)
■ 20位 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
次セッションQ2には、角田裕毅を含む15台が進出。角田はFP3での赤旗無視による10グリッド降格ペナルティが決定しており、予選順位にかかわらず決勝は後方スタートとなる。
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