キャデラックF1 左右非対称リバリーを終了した理由

2026年にF1へ新規参戦したキャデラックは、シーズン開幕時に左右非対称の白黒デザインを採用し、スーパーボウルのハーフタイムショーで華々しくお披露目した。
しかし、マイアミGPやイギリスGPでは特別リバリーを導入し、ベルギーGPでは左右非対称デザインを廃止した新たなカラーリングで走行している。
開幕時の左右非対称デザインは「新しいアプローチ」
金曜日のFIA公式記者会見でリバリー変更の理由を問われたグレアム・ロードンは、当初の左右非対称デザインにはチームの姿勢を象徴する意味があったと説明した。
「これまでにもいくつかのリバリーを使ってきた。最初は、あなたが言うように左右非対称のリバリーで、スーパーボウルのハーフタイムショーで発表した。それもチームがF1に少し違ったアプローチを持ち込みたいという考えを示す方法だった」
「我々はF1にいくつか新しいことを持ち込みたいと言ってきたし、それは非常に前向きな取り組みだった。そのリバリーをしばらく使用した後、マイアミでは新しいデザインを採用したが、ファンから非常に好評だった。その反応も考慮した」

現在のリバリーはマイアミ仕様がベース
ロードンによると、ベルギーGPで採用しているリバリーは、好評だったマイアミGP仕様をベースに発展させたものだという。
「現在のリバリーは、実際にはマイアミ仕様によく似ている。その間には、アメリカ独立宣言署名250周年を記念した特別リバリーも導入した」
キャデラックはマイアミGPでは星条旗をモチーフにしたデザインを採用し、イギリスGPではアメリカ独立宣言署名250周年を記念した赤・白・青の特別カラーリングを披露するなど、シーズンを通して積極的にブランドイメージを発信してきた。
リバリー変更も「限界へ挑戦」の一環
ロードンは、リバリーを変更し続ける姿勢はマシン開発への取り組みと共通する考え方だと語る。
「チームとして、リバリーだけでなくアップグレードを見ても、我々はマシンにかなり多くの改良を投入しているチームだと思う」
「それもF1参戦へのアプローチを反映したものだ。我々の目標は単にF1に参戦することではなく、他のチームと同じように限界へ挑戦し続けることだった」
「我々はただ現状に満足しているわけではない。マシンをアップグレードし、リバリーでもさまざまな挑戦を続けている。そして、ファンからの反応も非常に良いものになっている」
キャデラックは2026年の新規参戦チームとして、マシン開発だけでなくブランド戦略においても従来のF1チームとは異なるアプローチを打ち出している。左右非対称リバリーの終了も、その時々で最適なデザインを追求し続ける姿勢の表れと言えそうだ。
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