キャデラックF1チーム 1億5000万ドルを投じて新たなファクトリーを建設
キャデラックがF1参戦の準備を進める中、政府の文書によると、ノースカロライナ州に1億5000万ドル(約228億円)を投じて新たなファクトリーを建設する計画を立てている。

コンコード市の議題によると、2月13日(木)に、NASCARカップシリーズ史上最も成功したチームであるヘンドリック・モータースポーツの拠点近くに、204,045平方フィートの施設を建設するというキャデラックの計画について話し合う会議が開催される予定である。

建物自体は6500万ドルから7000万ドルの費用がかかる施設で構成され、さらに6500万ドルから7000万ドルの設備やツールへの投資が加わる予定で、総額は1億5000万ドルに達する見込みである。

この施設は、キャデラックのF1プロジェクトにおけるパワーユニットの開発を支援するために使用される。チームは2026年に参戦する際にフェラーリのカスタマーチームとなる予定であり、キャデラックとゼネラルモーターズが独自のワークスエンジンを製造できるようになるまでは、2028年からとなる可能性もある。

この最新鋭の工場では、約300~350人のスタッフが雇用される予定であり、すでに近隣の別のGM施設で作業が進められている。

キャデラック F1

1月には、キャデラックが新たなエンジン部門を設立し、GMのモータースポーツ推進・パフォーマンス部門の責任者であるCEOのラス・オブレネス氏がその指揮を執ることとなった。

この新施設は、マイケル・アンドレッティが撤退したため、キャデラックが正式に参戦権を獲得する前にアンドレッティ・グローバルがシルバーストンに開設した施設と連携して運営される。

キャデラックの新チーム代表には、元マルシャ代表のグレーム・ロードンが就任し、元ベネトン、ルノー、ウィリアムズでF1テクニカルオフィサーを務めたパット・シモンズがエンジニアリングコンサルタントとして契約した。

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カテゴリー: F1 / キャデラックF1チーム