【SUPER GT】 ジェンソン・バトン 「GT300のGT-Rが抜きにくかった」
ジェンソン・バトンは30日(金)、鈴鹿サーキットで行われたSUPER GT 公式テストに参加。午後の走行終了後に記者会見に参加した。
ジェンソン・バトンは SUPER GT第6戦 鈴鹿1000kmにNo.16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)の第3ドライバーとしてスポット参戦することが決定している。
F1では2009年にワールドチャンピオンに輝いているジェンソン・バトンだが、SUPER GTに参戦するのは鈴鹿1000kmが初めて。6月6・7日に鈴鹿で行われたタイヤメーカーテストですでにNo.16 MOTUL MUGEN NSX-GTのドライブは経験しているジェンソン・バトンだが、シリーズ戦に近い41台が走るコンディションでのテストは今回が初めてとなった。
走行を終えたジェンソン・バトンは「前回は、数周走ってはピットイン、しばらく休んで、また数周走るという繰り返しだった。今回、午前中は雨で走れなかったけど、午後はロングラン(36周)を経験することができた。そして、GT500専有の走行時間にはタイムアタックもできた」とコメント。
「NSX-GTはとてもコンペティティブで、前回のテストに比べて僕のクルマに対する理解も進んでいる。クルマの乗り味というのか、とても乗り易くなった」
複数クラスが多数走るレースは初めてとなるジェンソン・バトンは、周回遅れで混雑したレースについてジェンソン・バトンは「(このテストで)トラフィック自体は問題なかったけど、GT300クラスのクルマの中でも日産GT-Rが抜き難いことには驚いた。ストレートが速いだけでなく、ABSを装着しているからブレーキングでも奥まで突っ込んで行くからね」とコメント。
「ル・マン24時間で(上位のLMPカーが)GTカーを抜くのと、SUPER GTでの状況は違う。ここではより抜きづらいし、リスクを負わないと抜くことができない。でも、だからこそおもしろい。SUPER GTは、本当にエキサイティングなレースだと思いました」
レース中のピットイン自体はF1でもあるが、ドアを開けて乗り換えるのは、ジェンソン・バトンにとってまた新しい経験だったようだ。
「ピットイン(でクルマを指定されたスペースに停めるの)はむしろSUPER GTの方が簡単だ。F1では停止位置はジャッキで示されていてぶつける訳にはいかないけど、SUPER GTではボードで停止位置が示され、少しくらいなら(ボードにノーズを)ぶつけてもかまわないからね」
「ドライバー交替の練習もしたけど、交代自体は問題なかった。ただ、ドリンクやラジオのソケット(無線の送話器のプラグ)を外し、さらにシートベルトを外して、とやるべき作業が多過ぎて、それを覚えるのが大変だったね」
記者から「テスト最終日の明日も雨の予報ですが?」との質問にジェンソン・バトンは次のように答えた。
「今日の午後の走行で、マシンに対する安定感を得ることができた。またウエットコンディションでも有効な情報も得ることができました。でも、できればドライコンディションで走りたいですね」
「本番に向けてはやらなければならないこともあるけど、良い方向に向かっているのは間違いない。チームは今、とてもいい雰囲気だ。(チームメイトの)武藤さんも中嶋(大祐)さんも、多くのことを経験しているので、彼らとのタイムを比較しながら、もっともっと速くなることはできると思う」
関連:【SUPER GT】 公式テスト1日目:MOTUL AUTECH GT-Rが最速タイム
カテゴリー: F1 / ジェンソン・バトン / SUPER GT
ジェンソン・バトンは SUPER GT第6戦 鈴鹿1000kmにNo.16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)の第3ドライバーとしてスポット参戦することが決定している。
F1では2009年にワールドチャンピオンに輝いているジェンソン・バトンだが、SUPER GTに参戦するのは鈴鹿1000kmが初めて。6月6・7日に鈴鹿で行われたタイヤメーカーテストですでにNo.16 MOTUL MUGEN NSX-GTのドライブは経験しているジェンソン・バトンだが、シリーズ戦に近い41台が走るコンディションでのテストは今回が初めてとなった。
走行を終えたジェンソン・バトンは「前回は、数周走ってはピットイン、しばらく休んで、また数周走るという繰り返しだった。今回、午前中は雨で走れなかったけど、午後はロングラン(36周)を経験することができた。そして、GT500専有の走行時間にはタイムアタックもできた」とコメント。
「NSX-GTはとてもコンペティティブで、前回のテストに比べて僕のクルマに対する理解も進んでいる。クルマの乗り味というのか、とても乗り易くなった」
複数クラスが多数走るレースは初めてとなるジェンソン・バトンは、周回遅れで混雑したレースについてジェンソン・バトンは「(このテストで)トラフィック自体は問題なかったけど、GT300クラスのクルマの中でも日産GT-Rが抜き難いことには驚いた。ストレートが速いだけでなく、ABSを装着しているからブレーキングでも奥まで突っ込んで行くからね」とコメント。
「ル・マン24時間で(上位のLMPカーが)GTカーを抜くのと、SUPER GTでの状況は違う。ここではより抜きづらいし、リスクを負わないと抜くことができない。でも、だからこそおもしろい。SUPER GTは、本当にエキサイティングなレースだと思いました」
レース中のピットイン自体はF1でもあるが、ドアを開けて乗り換えるのは、ジェンソン・バトンにとってまた新しい経験だったようだ。
「ピットイン(でクルマを指定されたスペースに停めるの)はむしろSUPER GTの方が簡単だ。F1では停止位置はジャッキで示されていてぶつける訳にはいかないけど、SUPER GTではボードで停止位置が示され、少しくらいなら(ボードにノーズを)ぶつけてもかまわないからね」
「ドライバー交替の練習もしたけど、交代自体は問題なかった。ただ、ドリンクやラジオのソケット(無線の送話器のプラグ)を外し、さらにシートベルトを外して、とやるべき作業が多過ぎて、それを覚えるのが大変だったね」
記者から「テスト最終日の明日も雨の予報ですが?」との質問にジェンソン・バトンは次のように答えた。
「今日の午後の走行で、マシンに対する安定感を得ることができた。またウエットコンディションでも有効な情報も得ることができました。でも、できればドライコンディションで走りたいですね」
「本番に向けてはやらなければならないこともあるけど、良い方向に向かっているのは間違いない。チームは今、とてもいい雰囲気だ。(チームメイトの)武藤さんも中嶋(大祐)さんも、多くのことを経験しているので、彼らとのタイムを比較しながら、もっともっと速くなることはできると思う」
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