ジェンソン・バトン「フェルスタッペンに抜かれた瞬間、F1引退を悟った」

バトンはスカイスポーツF1の番組内で、2016年ブラジルGPでの出来事を振り返り、フェルスタッペンの卓越したスキルが自身の決断に影響を与えたことを明かした。
フェルスタッペンのF1への衝撃
フェルスタッペンは17歳で2014年にデビューして以来、F1史上でも稀なスピードで成長し続けてきた。2025年現在、5年連続タイトルを狙う立場にいる。
すでにレッドブル史上最高の補強と評されており、契約は2028年末まで。その頃には、さらに偉大な記録を打ち立てている可能性が高いと見られている。
ラスベガスGPを制したものの、パドック内では「2026年のレッドブルのエンジン性能への不安」が囁かれており、フェルスタッペン自身はこの噂を嫌うだろうと指摘されている。
また、2026年新規則まで残り2戦となり、誰にとっても“新時代”が迫っている状況だ。
バトン「彼に抜かれて“もう引退だな”と思った」
バトンは Sky Sports F1で「2016年ブラジルGPのターン3で、彼(フェルスタッペン)にオーバーテイクされるのを目の当たりにして、『ああ、引退の時だな』と思った」と語った。
番組内で共演したバーニー・コリンズは、フェルスタッペンの強みについて次のように補足した。
「マックスは路面のグリップ変化を読み取って反応する能力がとても優れている」
フェルスタッペン、2025年タイトルの可能性は?
ラスベガスGPの勝利で、フェルスタッペンはランド・ノリスとの差を42ポイントまで縮めた。
しかし、その後の“まさかのスキッドプランク違反”によるマクラーレン両車の失格で、一気に24ポイント差に。
残りは2戦+カタールのスプリント。「すべて勝てば逆転は十分可能」であり、ノリスにトラブルが発生すれば最終戦アブダビを前に首位に立つ可能性すらある。
“ほぼ不可能から一転、現実味を帯びてきた大逆転劇”として、2025年シーズンは歴史的展開を迎えている。
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