ジェンソン・バトン
ジェンソン・バトンは、フェルナンド・アロンソの代役としてバーレーンGPでF1デビューを果たすストフェル・バンドーンが、即戦力としてなるために素早く学んでくれると信じている。

フェルナンド・アロンソは、F1オーストラリアGPでのクラッシュで肋骨骨折と肺虚脱に苦しんでいたことが明らかになり、肺がさらなる損傷を負うリスクを避けるために今週末のレースを欠場することになった。

そのため、代役として日本でスーパーフォーミュラのテストを行っていたリザーブドライバーのストフェル・バンドーンが、急遽F1デビューのためにバーレーンへと飛んだ。

ジェンソン・バトンは「ストフェルは非常に経験豊富なドライバーだ。彼は何度かバーレーンでレースをしているし、去年ここで優勝している」と述べた。

「彼はこのチームと多くの仕事をしている。テストもかなりやっているのでクルマを理解しているし、チームと仕事のやり方を理解している」

だが、ジェンソン・バトンは「(アロンソが走らないことは)もちろん、準備にちょっと影響が出る」と語る。

「ストフェルはこのチームと多くの経験を積んでいるけど、彼はまだこのクルマを運転したことがない。彼が素早く学ぶことができ、僕たちが彼のフィードバックを信頼できるといいね」

「予選とレースにむけて情報を使うために2台が走ることが非常に重要だ。でも、彼はレーシングカーが何かを知っているので、問題はないと思う」

チームメイトが違うことでレース週末へのアプローチは違ってくるかと質問されたジェンソン・バトンは「そうだね」とコメント。

「彼はこのクルマでの経験が少ない。でも、他の意見を得られるのは良いことだと思う」

「たまにクルマやフィーリングに関して第3の意見を得るのはいいことだ」

「フェルナンドとは16ヵ月一緒に仕事をしているので、彼がクルマをどう感じているかを説明するときに何を言っているのかを正確に理解できる」

「ストフェルとはそうはいかない。彼のクルマの報告を聞いたことはない。でも、すぐに理解できると確信している

今シーズン、無線制限といった新ルールが導入されているが、ジェンソン・バトンはそれがストフェル・バンドーンに影響を与えるとは考えていない。

「いずれにせよ、彼はあらゆる情報を与えられていたF1でレースをしていない」とジェンソン・バトンは語る。

「彼は情報がないことに慣れているので大きなショックはないだろう。GP2で彼はレース中に何をするべきかは伝えられていなかった」

「彼は大丈夫だと思う。いくつかトリッキーなことはあるだろうけど、それらは金曜日と土曜日に経験していくことだ」

ジェンソン・バトンは、フェルナンド・アロンソのインプットは“いつも優れている”とし、今週末彼が参加しないのは“残念だ”と語った。

「僕たち全員が彼が走らない理由をわかっている。大きな事故の後は怪我をする可能性が常にあるものだし、あらゆる予防措置をとる必要がある」

関連:ストフェル・バンドーン、フェルナンド・アロンソの代役でF1デビュー

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ジェンソン・バトン / ホンダF1 / マクラーレンF1チーム / ストフェル・バンドーン