ブリヂストン F1スペインGP
ブリヂストンが、F1スペインGPの決勝レースを振り返った。

スペインGP決勝は、マーク・ウェバー(レッドブル・レーシング)が今季初の優勝を飾った。2位に入った地元スペインのヒーロー、フェルナンド・アロンソ(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)との差は24秒だった。

ウェバーはソフト−ハードのタイヤ戦略でスタートからフィニッシュまで一度もトップを譲らない完璧な勝利だった。アロンソも同じタイヤ戦略だった。ベッテルは2回のピットストップを行い、ソフト−ハード−ソフトを使って3位でフィニッシュした。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンが、59周目にハード・タイヤで1分24秒357のレースの最速ラップタイムを記録した。

安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
「今季初優勝のマーク・ウェバーにお祝いを申し上げます。ここスペインの素晴らしい観客に見守られる中、彼の勝利でヨーロッパラウンドは幕を開ける事になりました。フェラーリから出走する初のスペインGPで表彰台に立つことができたフェルナンド・アロンソにとっても、今日は最高の日になりました。ブリヂストンにとっても、非常に素晴らしい週末でした。ヨーロッパ諸国からの多数のゲストに加え、アメリカやブラジルからもゲストを迎えたことは、F1がビジネスツールとして大きな役割を担っていることの証明と言えるでしょう。我々の販売会社はF1活動の支援を続け、我々のビジネスにおけるF1の重要性を証明しています。この素晴らしいスポーツを支援してくださる全てのチームに誇りを感じています。ここからモナコに直接向かいますが、次も素晴らしいレースになると思うので楽しみです」

浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)
「今日はピットストップのタイミングが重要な興味深いレースでした。これは、ルイス・ハミルトン、ミハエル・シューマッハ両が、ピットストップを通してポジションを上げたことでも分かります。マーク・ウェバーは最高のパフォーマンスを見せました。ここでは、レッドブルが2種類のコンパウンドに適したとても良いセットアップをしていました。今日はハードもソフト・コンパウンドも高い性能を発揮しましたし、金曜日の夜とは異なり、昨夜は雨が降らなかったため、路面コンディションもどんどん向上していきました。ハード・コンパウンドは一度温まると非常に安定したパフォーマンスを見せ、レース終盤の燃料が軽い時に記録されたレースの最速ラップタイムでもこのタイヤが使われていました。ソフト・コンパウンドはすぐに良いラップタイムを記録し、一般的に見られるよりも長い第1スティントを今日は走ることが可能でした。ルイス・ハミルトンに起こったアクシデントを解明するためにマクラーレンと協力して調査中ですが、現状ではタイヤの問題が原因ではないと思います」

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カテゴリー: F1 / ブリヂストン / F1スペインGP