ルイス・ハミルトン フェラーリF1移籍後初優勝 通算106勝目を達成
ルイス・ハミルトンが2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPで圧巻のレースを披露し、フェラーリ移籍後初優勝を達成した。今季ここまでメルセデス勢が開幕から全勝を続けていた中、その流れを止める価値ある勝利となった。

ハミルトンにとっては2024年第14戦ベルギーGP以来となる勝利であり、F1通算106勝目を記録。フェラーリにとっても2024年第20戦メキシコシティGPでカルロス・サインツJr.が優勝して以来となるグランプリ勝利となった。

チェッカー後、ハミルトンは歓喜に沸くフェラーリのメカニックたちのもとへ駆け寄り、その腕の中へ飛び込んだ。その後は体重測定へ向かう途中でしゃがみ込む場面も見られ、悲願の初勝利の重みを噛みしめていた。

アントネッリの悲劇が流れを変える
レース終盤まではジョージ・ラッセル、アンドレア・キミ・アントネッリ、ランド・ノリスによる表彰台争いが続いていた。アントネッリは61周目にラッセルをオーバーテイクして2番手へ浮上したが、その直後にマシントラブルが発生。マシンをコース脇に止めて無念のリタイアとなった。

選手権首位を走るアントネッリにとっては18ポイントを失う痛恨の結果となり、タイトル争いにも大きな影響を与える一戦となった。

レース後、ハミルトンは選手権争いについて問われると「喜んで受け取るよ。まだまだ長いシーズンだ。メルセデスには素晴らしい速さがあるけれど、チャンピオンシップはまだ終わっていない」と語り、逆転への意欲を示した。

VSCを活かしたフェラーリの戦略
41周目にはフェルナンド・アロンソがバッテリー系統のトラブルでストップし、バーチャルセーフティカー(VSC)が導入された。このタイミングがフェラーリに味方し、ハミルトンは有利な条件で最後のピットストップを実施した。

新品ハードタイヤでコースへ復帰すると首位を守り切り、その後はライバルを寄せ付けないペースでリードを拡大。終盤には19秒近い大差を築き、完勝と言える内容でチェッカーフラッグを受けた。

レース後の無線では「グラツィエ、みんな。僕の夢を叶えるために本当に助けてくれた。ファンのみんなもありがとう。君たちが僕に自分自身を思い出させてくれた。みんななしでは成し遂げられなかった」と感謝を伝えた。

ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

英国勢が表彰台を独占
2位にはラッセル、3位にはノリスが入り、表彰台はハミルトンを含めた英国人ドライバー3人が独占した。F1の歴史に名を刻むハミルトンの勝利を、同胞たちが脇で称える形となった。

ラッセルは「ルイスに心からおめでとうと言いたい。彼は本当に努力しているし、この結果にふさわしい。今日はフェラーリが圧倒的だった」と称賛。ノリスも「まずルイスにおめでとうと言いたい。本当にうれしい」と祝福した。

4位はマックス・フェルスタッペン、5位はオスカー・ピアストリ。レッドブル勢ではアイザック・ハジャーが6位に入り、アルピーヌはピエール・ガスリー7位、フランコ・コラピント8位でダブル入賞を果たした。リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドが続き、ポイント圏を締めくくった。

フェラーリで掴んだ歴史的勝利
終盤にはシャルル・ルクレールもパワーステアリング系のトラブルに見舞われてリタイア。さらにアロンソ、ランス・ストロール、ニコ・ヒュルケンベルグ、バルテリ・ボッタスらも完走できず、全22台中8台が姿を消す荒れたレースとなった。

表彰式後、ハミルトンは「まずはここにいる全員、そしてマラネロの全員に感謝したい。フレッドにも感謝している。最初は不可能に思えたが、チームはずっと僕を支えてくれた」とコメント。

さらに「どの勝利も特別だけど、これはまた別格だ。子供の頃、フェラーリが成功する姿を見て育った。この勝利は全員にふさわしいものだ。これは多くの勝利の始まりになることを願っている。フォルツァ・フェラーリ!」と喜びを語った。

最終的にハミルトンはフェラーリでの初勝利を手にし、F1史に新たな1ページを刻んだ。2026年シーズンのタイトル争いは、ここからさらに激しさを増していくことになりそうだ。

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ / F1バルセロナ・カタルーニャGP