ブリヂストン F1 ヨーロッパGP
ブリヂストンが、2009年F1第11戦 ヨーロッパGPの決勝レースを振り返った。

バレンシア市街地コースで行われたF1ヨーロッパGPは、ソフト・ソフト・スーパーソフトの戦略を使ったルーベンス・バリチェロ(ブラウンGPフォーミュラ1チーム)が、ブリヂストン・ポテンザ・タイヤ装着ドライバーによる150回目のレース優勝を達成した。

バリチェロが通算10回目のレース優勝を果たした今回のレースは非常に戦略的なレースとなり、ブリヂストンのソフトとスーパーソフト・タイヤが接戦の戦いを見せた。バリチェロに2.3秒差の2位でフィニッシュしたのは、ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)。スクーデリア・フェラーリ・マールボロのキミ・ライコネンが3位だった。

安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
「ブリヂストン・ポテンザF1タイヤ装着ドライバーによる150回目のレース優勝を達成したルーベンス、おめでとうございます。過去13シーズンのF1世界選手権における大勢のドライバーの勝利を支えてくることが出来たことを、我々は非常に誇りに思っていますが、1997年に我々がF1参戦を開始して以来、1シーズンを除く全シーズンをブリヂストン・タイヤで戦い続けたルーベンスが、今回の特別な勝利を手にしたのは喜ばしいことです。ブリヂストンがF1にタイヤを供給し始めた当時は、スリックタイヤが使われていました。それ以来、タイヤ技術及びスペックにも数々の進化がありましたが、一貫して、我々はチーム、FIA及びFOMからの素晴らしいサポートを得ることが出来ました。また、弊社のブランドに対する認識も世界中で非常に大きく高まり、これは、我々のF1関連活動によるところが大きいと考えています。F1に携わる全ての関係者のサポートに対し心より感謝しています。3年間の公式タイヤサプライヤーとしての2年目を迎え、我々はさらに数多くのエキサイティングなバトルがブリヂストン・タイヤで展開されていくことを期待しています」

浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
「ルーベンスの優勝を非常に嬉しく思います。彼が我々のF1タイヤを初めて使ったのは1997年のことですから、彼がこの非常にコンペティティブなスポーツで優勝するだけの闘争心を持ち続けているというのは、素晴らしいことだと思います。今日のソフト及びスーパーソフト・ブリヂストン・ポテンザタイヤのパフォーマンスには満足しています。予想通り、サーキットのコンディションは急速に向上し、その結果、スタート直後の第1スティントでもドライバーはスーパーソフトでコンペティティブな走りを見せました。しかし、ソフトの方がより安定した性能を発揮し、1ストップ戦略の選手もいたほどです。中嶋一貴のタイヤに関してはパンクだと思いますが、これに関してはチームと調査中です」

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カテゴリー: F1 / ブリヂストン