ロバート・クビサ:インタビュー

2008年2月7日
ロバート・クビサ
あなたはF1.08のシェイクダウンという名誉を得ました。どう感じました?
初めてのBMW Sauber F1.08のときはアドレナリンが出たよ。テストでピットから出るときはそんなことないんだけどね。F1カーのシェイクダウンを担当したのは初めてなんだ。とても特別な経験だったよ。

初めて見たとき、F1.08は表彰台の候補になれるだろうとあげられました。しかし、テスト中は、プログラム開始に苦労していましたね。何が起こったんですか?
正直に言うと、最初のテストでは我々が望んだとおりではなかったんだ。でも、その後、いくつかの問題を整理してからは、有望な進歩を遂げられたよ。我々は新しいメカニカルパーツを導入し、またエアロダイナミクスの作業を行い、クルマは明らかに改善された。ポーランドでは「どのようにスタートするかではなく、どうように終わるかが重要だ」と言うんだ。我々が良い仕事をしていると確信しているよ。

BMW:F1バルセロナテスト最終日

2008年2月4日
BMW:F1バルセロナテスト最終日
BMWは3日間にわたるバルセロナでのテストを完了した。

ロバート・クビサとニック・ハイドフェルドはF1.08のセットアップ作業を継続した。クビサは大きな問題なく走行したが、ハイドフェルドは午前のセッション中にマイナートラブルを抱えてしまい、コース上にストップしてしまった。しかし、チームは問題を解決しハイドフェルドはスケジュール通りにテストを行った。両ドライバーは、彼らのドライビングスタイルにF1.08のセットアップをあわせていった。

BMW:バルセロナテスト2日目

2008年2月3日
BMW:バルセロナテスト2日目
BMWはバルセロナでの2日目のテストを実施。ロバート・クビサは90周を走行し、全体の5位となる1分22秒833。ニック・ハイドフェルドは、75周を走行し、1分23秒014で8番手だった。

テストセッションを通して、低い気温と路面温度に妨げられはしたが、2台のF1.08は問題なかった。ロバート・クビサとニック・ハイドフェルドはメカニカル面とエアロダイナミクスのセットアップ作業に集中した。チームはマシンパランスの最適化のためにいくつかの新しいパーツを試した。両ドライバーは、スケジュール通りにテストプログラムを完了した。

明日もクビサとハイドフェルドがF1.08での作業を続行する。

BMW、クリエンをテストドライバーに起用

2008年2月3日
BMWのテストドライバーに決まったクリスチャン・クリエン(画像)
BMWは、リザーブ兼テストドライバーとしてクリスチャン・クリエンと契約したことを発表した。

また、セカンドテストドライバーには、マルコ・アスマーが選ばれた。ニック・ハイドフェルド、ロバート・クビサにこの2名のドライバーを加えた4名体制でBMWは2008年シーズンを戦う。

「我々は、F1経験のあるサードドライバーを探していた」とマリオ・タイセンは語った。

BMW:バルセロナテスト初日

2008年2月2日
F1 BMW
BMWは1日、バルセロナでのテストの初日を迎えた。クビサは3番手、ハイドフェルドは5番手タイムを記録した。

今朝の路面温度は低く、チームがテストを開始したのは11時を過ぎてからだった。ロバート・クビサとニック・ハイドフェルドはいくつかの新しいメカニカルパーツを装着したF1.08でセットアップ作業を行った。低い気温とたくさんの赤旗中断により両ドライバーは、計画していたほど多くの周回を走行することができなかったが、良い結果を見せた。クビサは、ピットストップの練習も行った。

明日も両ドライバーがセットアップ作業をつづけ、クビサはF1.08の新しいエアロパーツをテストする。

BMW:バレンシアテスト(1月24日)

2008年1月26日
BMW F1
BMWは、バレンシアで3日間のテストを終えた。

ニック・ハイドフェルドは再びF1.07Bをドライブし、2008年のレギュレーションに基づいたシステムの作業を続けた。

ロバート・クビサはF1.08のセットアップを行った。チームは、いくつかの好ましいセッティング見つけることが出来た。クビサは長距離走行テストも完了させた。

ウィリー・ランプ テクニカル・ディレクター
「信頼性に関してF1.08とすでにとても良い。目だった問題もなく多数の周回を重ねることができた。パフォーマンスに関して、我々は総合的な開発フェーズを開始する。テストドライバーからのデータを分析し、ポテンシャルを追求する。来週のバーレーンのテストまでにマシンはいくつかの適切なモディファイが加えられているだろう。そして、シーズン開幕に向けて新しいコンポーネンツをテストする。メルボルンに目標を定めていて、それを実現する自信がある。」

BMW:バレンシアテスト(1月23日)

2008年1月24日
F1 BMW
BMWは23日、バレンシアにて2日目のテストプログラムを行った。

ニック・ハイドフェルドは、F1.07Bをドライブし、システムのセッティングに集中した。新車に移行することになる様々な作業をこなした。

ロバート・クビサは、F1.08のステアリングを握り、メカニカル部分とエアロダイナミックスのセットアップを行った。さらに、非常にたくさんのシステムチェックと異なるサスペンションパーツのテストも行った。

明日も、2台のマシンでテストが行われる。

BMW、バレンシアテスト(1月22日)

2008年1月23日
BMWバレンシアテスト初日
BMWは22日、バレンシアでのテストを開始した。

ニック・ハイドフェルドが、F1.08のステアリングを握り、様々なエアロダイナミクスの比較やサスペンションセッティングなどのF1.08の開発作業を行った。小さなトラブルもなく、生産的な一日となった。先週とうって変わり天候はとても良く、エンジニアは様々のデータを収集した。

マルコ・アスマーは、F1.07Bをドライブし、システムチェックとSECUの開発作業を行った。

明日はロバート・クビサがF1.08をドライブし、ニック・ハイドフェルドがF1.07Bのテストを担当する。

BMW、F1.08の初走行を終える

2008年1月15日
F1.08の初走行を行うロバート・クビサ
1月15日、BMWザウバーは、F1.08の初走行を計画通り行った。バレンシアサーキットのピットガレージの扉が開いたのは12時。その7分後、F1.08に乗り込んだロバート・クビサが初走行を行った。

マリオ・タイセンは満足げに「F1.08のロールアウトは問題なく行われた。すべての機能がはじめから機能し、ロバートは新車のハンドリングについて前向きな印象を得たようだ。エンジニアや技術者にとって最もスリリングな瞬間で、ポジティブな結果が得られた。ここ数日で、我々はさらにF1.08のパフォーマンスを磨くために、細かいテクノロジーをテストするつもりだ。」と語った。

クビサにとっては、F1カーのインストレーションラップを担当するのは初めてのことだった。「とても良いスタートだったよ。数周のドライブだったけど、すべて正しく進んでいると感じた。クルマは、F1.07より安定していて、より多くのグリップがある。テストをするのが楽しみだ」とコメントした。

彼のチームメイトであるニック・ハイドフェルドは、マニクールにある未来的なルックスのBMWの配達センター“BMW Welt”で、すでに数ラップのデモンストレーション走行をおこなっている。彼は火曜日にバレンシアでF1.07をドライブし、木曜日にはF1.08をドライブする予定だ。「古いクルマでも十分に運転を楽しんでいるよ。冬休みの間は、何週間もクルマに乗らなかったからね。F1.08は私のF1キャリアの中で最も美しいマシンだ。とても興味深いね。木曜日にF1.08に乗れることに本当に興奮しているんだ」と語った。

テクニカル・ディレクターのウィリー・ランプは、満足とともに安心しているようだった。「チーム全体が、熱い興奮でこの日を楽しみにしていた。我々みなが、完全な新車の初走行で、問題が全くなかったとこをとても喜んでいる。さらなるテストプログラムがはじまる前に、すべてのクルマのシステムと全センサーを細部までチャックするつもりだ」
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