ロバート・クビサ:インタビュー
あなたはF1.08のシェイクダウンという名誉を得ました。どう感じました?
初めてのBMW Sauber F1.08のときはアドレナリンが出たよ。テストでピットから出るときはそんなことないんだけどね。F1カーのシェイクダウンを担当したのは初めてなんだ。とても特別な経験だったよ。
初めて見たとき、F1.08は表彰台の候補になれるだろうとあげられました。しかし、テスト中は、プログラム開始に苦労していましたね。何が起こったんですか?
正直に言うと、最初のテストでは我々が望んだとおりではなかったんだ。でも、その後、いくつかの問題を整理してからは、有望な進歩を遂げられたよ。我々は新しいメカニカルパーツを導入し、またエアロダイナミクスの作業を行い、クルマは明らかに改善された。ポーランドでは「どのようにスタートするかではなく、どうように終わるかが重要だ」と言うんだ。我々が良い仕事をしていると確信しているよ。
テクニカル・ディレクターのウィリー・ランプは、初期問題の解決の段階からは抜け出したと言っていました。でも、他のチームが進歩の速さを見て、ほんの少し危機感を覚えたりしませんか?メルボルンのレースまであと37日しかないですが...
それほどでもないよ。チームの誰もが可能な限りF1.08を仕上げようとしている。我々は最初のレースまでに実行するべきことのスケジュールをきっちり計画してる。我々は100%自分の仕事に集中していて、このプレシーズンテストでは、それほど他のチームには注目していないんだ。オーストラリアのシーズンのスタートであらゆる可能性を発揮すればいいだけのことさ。
初期の問題を除けば、F1.08の信頼性は素晴らしいと思います。F1.08はスピードより信頼性を狙ってデザインされたのですか?
信頼性は今シーズン成功するための重要な要素となるでしょう。ドライブトレインを4つのレースで使用しなければならなくなったのを思い出してください。コンストラクターズチャンピンシップに勝ちたいなら、かなり信頼性のあるクルマが必要だ。
トラクションコントロールの禁止のメリットと危険について多くの議論がありました。レース中に大きな事故に巻き込まれたあなたは、どちらを支持しますか?
まず、私の事故はトラクションコントロールとは無関係だ。でも、今シーズンはより多くのクルマがトラックからはみでるだろう。特にウェットの時はね。しかし、それは全てのドライバーにとって同じで、それがレースだ。禁止についての議論は、すでにすたれていると思っている。はじめてのトラクションコントロールのないF1カーでの運転は、誰もが苦労したと思う。でも、それからドライビングスタイルを適合させ、今では全てのドライバーが慣れている。それは我々の仕事の一部だ。
トラクションコントロールがないと、ドライビングスタイルが重要となるでしょう。特にタイヤには。あなたはタイヤをいたわるドライバーですか?
特に高い気温でのレースでは、多くがドライバーに依存すると思う。また、汚れていないラインを使わなければならない。今までは、クルマの片方がコースをはみだしてもトラクションコントロールを当てにできてし、タイムロスは少しで済んだ。トラクションコントロールがなくなると、アクセルを緩めなければないらいし、多くのタイムを失うだろう。でも、ドライビングスタイルの問題だけとは一概には言えない。クルマも同じようにタイヤに優しくなければいけない。タイヤに優しくすることもできるが、トラクション・コントロールのマシンがひどく横滑りすると、最高のドライバーでもどうしようもない。
ブリヂストンは2008年のためにタイヤを改良しました。クルマの開発にどんな影響がありますか?
確かにタイヤが変わると、クルマは影響を受ける。でも、トラクションコントロールとエンジンブレーキの禁止も一緒に考えなければならない。2008年はブレーキングが安定していて、コーナーを抜けるときの加速でメカニカルトラクションが多いクルマが速い。良いクルマと悪いクルマの違いは、電子システムがあったときより大きくなると思う。
クルマ、マシンを開発するチームの能力、自身の運転技術がわかって、今シーズンあなたはどんなパフォーマンスをみせると思いますか?
まだ私とチームのパフォーマンスを他と比較するには早い。もちろん、私のゴールは、去年より向上することだ。
次のヘレステストまでの間、チームはどんな作業をしますか?
チームのみんなが現在、クルマを速くするために全力で作業している。我々にはまだたくさんすることがある。次のテストはとても興味深いものになると思うよ。
カテゴリー: F1 / ロバート・クビサ / BMW
初めてのBMW Sauber F1.08のときはアドレナリンが出たよ。テストでピットから出るときはそんなことないんだけどね。F1カーのシェイクダウンを担当したのは初めてなんだ。とても特別な経験だったよ。
初めて見たとき、F1.08は表彰台の候補になれるだろうとあげられました。しかし、テスト中は、プログラム開始に苦労していましたね。何が起こったんですか?
正直に言うと、最初のテストでは我々が望んだとおりではなかったんだ。でも、その後、いくつかの問題を整理してからは、有望な進歩を遂げられたよ。我々は新しいメカニカルパーツを導入し、またエアロダイナミクスの作業を行い、クルマは明らかに改善された。ポーランドでは「どのようにスタートするかではなく、どうように終わるかが重要だ」と言うんだ。我々が良い仕事をしていると確信しているよ。
テクニカル・ディレクターのウィリー・ランプは、初期問題の解決の段階からは抜け出したと言っていました。でも、他のチームが進歩の速さを見て、ほんの少し危機感を覚えたりしませんか?メルボルンのレースまであと37日しかないですが...
それほどでもないよ。チームの誰もが可能な限りF1.08を仕上げようとしている。我々は最初のレースまでに実行するべきことのスケジュールをきっちり計画してる。我々は100%自分の仕事に集中していて、このプレシーズンテストでは、それほど他のチームには注目していないんだ。オーストラリアのシーズンのスタートであらゆる可能性を発揮すればいいだけのことさ。
初期の問題を除けば、F1.08の信頼性は素晴らしいと思います。F1.08はスピードより信頼性を狙ってデザインされたのですか?
信頼性は今シーズン成功するための重要な要素となるでしょう。ドライブトレインを4つのレースで使用しなければならなくなったのを思い出してください。コンストラクターズチャンピンシップに勝ちたいなら、かなり信頼性のあるクルマが必要だ。
トラクションコントロールの禁止のメリットと危険について多くの議論がありました。レース中に大きな事故に巻き込まれたあなたは、どちらを支持しますか?
まず、私の事故はトラクションコントロールとは無関係だ。でも、今シーズンはより多くのクルマがトラックからはみでるだろう。特にウェットの時はね。しかし、それは全てのドライバーにとって同じで、それがレースだ。禁止についての議論は、すでにすたれていると思っている。はじめてのトラクションコントロールのないF1カーでの運転は、誰もが苦労したと思う。でも、それからドライビングスタイルを適合させ、今では全てのドライバーが慣れている。それは我々の仕事の一部だ。
トラクションコントロールがないと、ドライビングスタイルが重要となるでしょう。特にタイヤには。あなたはタイヤをいたわるドライバーですか?
特に高い気温でのレースでは、多くがドライバーに依存すると思う。また、汚れていないラインを使わなければならない。今までは、クルマの片方がコースをはみだしてもトラクションコントロールを当てにできてし、タイムロスは少しで済んだ。トラクションコントロールがなくなると、アクセルを緩めなければないらいし、多くのタイムを失うだろう。でも、ドライビングスタイルの問題だけとは一概には言えない。クルマも同じようにタイヤに優しくなければいけない。タイヤに優しくすることもできるが、トラクション・コントロールのマシンがひどく横滑りすると、最高のドライバーでもどうしようもない。
ブリヂストンは2008年のためにタイヤを改良しました。クルマの開発にどんな影響がありますか?
確かにタイヤが変わると、クルマは影響を受ける。でも、トラクションコントロールとエンジンブレーキの禁止も一緒に考えなければならない。2008年はブレーキングが安定していて、コーナーを抜けるときの加速でメカニカルトラクションが多いクルマが速い。良いクルマと悪いクルマの違いは、電子システムがあったときより大きくなると思う。
クルマ、マシンを開発するチームの能力、自身の運転技術がわかって、今シーズンあなたはどんなパフォーマンスをみせると思いますか?
まだ私とチームのパフォーマンスを他と比較するには早い。もちろん、私のゴールは、去年より向上することだ。
次のヘレステストまでの間、チームはどんな作業をしますか?
チームのみんなが現在、クルマを速くするために全力で作業している。我々にはまだたくさんすることがある。次のテストはとても興味深いものになると思うよ。
カテゴリー: F1 / ロバート・クビサ / BMW