ルカ・バドエル
ルカ・バドエル (Luca Badoer)
所属:スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
国籍:イタリア
生年月日:1971年1月25日

「子供の頃からフェラーリのためにレースをしたいと思っていたんだ。その願望を実現させるチャンスがきた。今年の規約によって、僕たちテストドライバーは走行距離が大幅に削減された。昨年もそうだったけど、僕はどのような状況でも準備ができるようにしていた。かなり長い間、この仕事をしているしね。僕を信頼して、マシンを任せてくれたルカ・ディ・モンテゼーモロとステファノ・ドメニカリにも感謝したい。彼らのために、そして間違いなく僕を応援してくれるフェラーリのファンのために全力を尽くすつもりだ」

ルカ・バドエル プロフィール

ルカ・バドエルは1971年にモンテベルーナに生まれる。多くのF1ドライバー同様、彼のレーシングキャリアも幼いころのカートからスタートしている。14歳の時にイタリアのカデット・カート選手権にデビュー、そのルーキーシーズンに2勝を挙げ、年間総合3位に入賞している。

5年連続でシーズンに勝利したあとイタリアのフォーミュラ3選手権にステップアップ、最初のシーズンにヴァレルンガのレースで勝利、翌シーズンには合計4勝を挙げ、50名という参戦者中総合4位という立派な成績でシーズンを終えている。

1992年、フォーミュラ3000インターコンチネンタル選手権において、シーズン4勝、ポールポジション5度という成績で見事ドライバーズ・タイトルを獲得したことによって、ルカ・バドエルは周囲から認められ、注目され始めた。F1デビューはスクーデリア・イタリアチームのドライバーとして1993年の南アフリカGPから。

F1にて51戦を戦ったあと、1998年からテストドライバーとしてスクーデリア・フェラーリに参加、フェラーリのチャンピオンマシンの開発と熟成に貢献しながら現在に至る。

2009年はバドエルにとって輝かしい年となった。マッサがハンガリー・グランプリ予選で事故に遭い、その後、ミハエル・シューマッハも出走不可能となったため、モンテベルーナ出身のこのブラジル人ドライバーが、ヨーロッパ・グランプリでフェラーリのフォーミュラ1マシーンを駆ってF1デビューする機会を得た。バドエルにとって不運なことにレースから10年間遠ざかっており、テストも禁止されたため、準備不足はどうしようもなく、苦しいデビューとなった。バドエルの活躍はベルギー・グランプリまでで終わりを迎えた。

2010年シーズンにもバドエルは引き続きスクーデリア・フェラーリ・マールボロ・チームのテスト・ドライバーを務める。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ルカ・バドエル / スクーデリア・フェラーリ