2025年F1 オーストラリアGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)がルーキー勢トップとなる11番手で惜しくもQ3進出を逃した。ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)がQ2進出、ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)は上回り、リアム・ローソン(レッドブル)とキミ・アントネッリ(メルセデス)はQ1敗退を喫した。
11番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
「今日はとてもハッピーだ。今週末を迎えるにあたって、F1での初めての予選でこの結果を残したかった。Q1では良い感触があったが、Q2ではバランスに満足できず、ラップ中に少しラップタイムを失ってしまった。どこでタイムを失ったかは分かっているので、少しフラストレーションが溜まっているアルバート・パークは特殊なサーキットだけど、チームとして、そして5位の裕毅とともにこのパフォーマンスを発揮できたことは、バーレーンテスト後にハードワークを積み重ね、前進し、マシンに対する理解を深めてきたことを示している。明日は雨の予報だが、他のマシンが周りにいる状況でウェットコンディションを走ったことは一度もなく、TPCで単独走行をしたことも一度しかないので、経験値はあまりない。でも、その代わり、本能と賢さを駆使することが重要になるだろう」
12番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「Q2でフロアにダメージを負ったにもかかわらず、トップ10に迫る結果を残せたので、今日の予選には満足している。Q1は僕たちにとってかなり良い結果となり、トップ10に余裕で入ることができた。Q2ではターン10でコースアウトし、フロアを少し傷つけてしまった。今シーズン最初の予選でQ3進出を争えたのは良い兆候だと思う。視界の関係でウエットコンディションでのレースは容易ではないので、明日雨が降るかどうか見てみよう。僕たちは準備ができているし、明日はポイントを獲得できることを期待している」
13番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今週末に起こったことを考えれば、13位は我々にとっては良い結果だと思う。Q2ではコンマ1~2秒足りなかった。望んでいた結果ではないが、週末の他のセッションと比較すると、予選は最も競争力のあるセッションだった。明日は面白いレースになりそうだ。雨が降れば状況は一変するだろう。そのようなコンディションではポイント獲得のチャンスがあるが、自分のマシンに自信を持たなければならない」
14番手:ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)
「今日は良い一日で、予選もポジティブな結果だった。Q2の最後にイエローフラッグに引っかかってしまったのは不運だったが、こういうことは起こり得るし、それまではペースも良かった。自分たちでコントロールできることに集中し、可能性がある時にはそれを実行した。フリープラクティス3と予選の間にいくつか変更を加えたので、すぐにマシンに慣れることができた。正しい位置に導くために頑張ってくれたトラックサイドとエンストン、ヴィリーのチームに感謝している。今、僕たちの焦点は明日へと移っている。特に天候がどうなるか分からないので、最大限のチャンスを活かすことが目標となる。戦略的にうまくポジションを確保して、順位を上げる最高のチャンスを手に入れなければならない。経験を積み、パッケージを最大限に活用し、ホームの観客の前で残りの週末を楽しみたい」
15番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
「かなりいい感じだ。チームとして3回のプラクティス・セッションから最大限に学んだし、いい仕事ができたと思う。Q1はスムーズに進み、すべてをまとめ上げて予選通過を果たした。初めての予選でQ2に進めたのは、間違いなく悪くないと思う。Q3に挑戦したかったので、自分のラップでは少し無理をし過ぎた。それでもマシンをコース上にとどめておくことはできたが、もう一度トライする意味はなかった。それでも、今日の仕事にはかなり満足している。明日は雨の可能性が高い。このようなコンディションでは、特にこのようなサーキットでは何が起こるかわからない。ミスなくクリーンなレースができれば、良い結果を残せると思うので、楽しみにしている」

16番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
「シーズン開幕戦としては不運な予選となってしまった。ソフトタイヤで最初のプッシュラップを6コーナーで走っていたとき、コース上での砂利のせいで少しコースアウトしてしまった。ラップタイムに影響するほどではなかったが、マシンが予想以上に強く縁石にヒットしてしまい、フロアにかなりのダメージを負ってしまった。ストレートでマシンが底を突いているのが感じられ、パフォーマンスが大幅に低下した。もしあのダメージがなければ、僕たちにとってはまったく違った展開になっていたはずだ。16番手からのスタートは、もちろん理想的ではない。特にFP3でのペースを見ると、グリッドの前方で戦える可能性もあったと思うので、なおさらだ。しかし、それはそれとして、今は明日に目を向けている。予報では雨になる予定なので、それによってチャンスが生まれることを期待している。楽しみにしているし、初めてのF1レースをしっかり走り切りたい」
17番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
「最初のラップはまあまあだったが、まだマシンを完全に支配できている感じではないし、自信をつけるにはまだ時間がかかりそうだ。2回目のクイックラップでは、セクター1で少しトラフィックに引っかかってしまい、それが原因でQ1で脱落した。タイムを見ると、上位陣のタイム差は非常に小さく、ちょっとしたことが大きな影響を及ぼすということだ。今日はチャンスを最大限に活かすことができなかったように感じるが、それは新しいチームと新しいマシンでまだ日が浅いことを考えれば、驚くことではない。明日はどんなコンディションになるか見てみよう。雨が降れば、また新たなゲームになる。ベストを尽くすだけだ」
18番手:リアム・ローソン(レッドブル)
「P3を逃したことで、予選のスタートは厳しいものになるだろうと予想していた。なぜなら、他のチームがソフトタイヤで走る準備をしていた間に、僕たちはそれを逃してしまったからだ。だから、正直なところ最初の数周は期待はずれになるだろうと思っていた。その後はセッションを通してただ走り続けるつもりだった。でも、2周目で明らかにすべてが狂ってしまった。最終セクターまでは良かったし、コンマ5秒くらいアップしていたので、そのまま改善を続けるはずだったけど、タイヤが大きくドロップしてミスをしてしまった。それが僕たちが脱落した主な理由だ。僕のミスだった。タイヤを適切な状態に持っていくことは、今週末、両方のマシンで取り組んできたことだった。そして、P3にむけてセットアップを改善して大きなステップアップしていたところでプラクティスができなくなってしまった。P3を逃したことはこの状況をさらに悪化させてしまったし、走行時間が圧倒的に不足してはいたけど、コースアウトすべきではなかった。もし僕がすべてをまとめ上げていれば、このような状況には陥っていなかっただろう。明らかに良いスタートとは言えないけど、明日になれば何とかできるはずだ。天候は変わりやすいので、どうなるか見てみよう。雨が降って、いくつかのオプションが生まれることを期待している」
19番手:エステバン・オコン(ハース)
「難しい状況だ。テストでの結果と比較すると、正直なところ、少し驚いている。これまで、このトラックはチームにとって難しいものだったが、ここまで遅いとは思っていなかった。各セッションで前進しているのは心強いが、もっと必要だ。明日はまた走り、雨の予報を最大限に活かせるよう試みるつもりだ。」
20番手:オリバー・ベアマン(ハース)
「ラップタイムを記録できなかったのは残念だが、これまでのところ散々な週末だった。明日は面白くなりそうだし、その後は前進できるだろう。チームとしては少し苦労しているし、もちろん僕は週末ずっと走っていたわけではない。チームは1台のマシンしか走らせていないので、理解するのが難しい状況だ。チームには謝るしかない」
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