アウディ ザウバーF1チームの株式を推定960億円で完全買収が完了
アウディF1は、2025年シーズンを前に、既存のザウバーf1チームの完全買収を完了したことを確認した。

アウディのF1公式参戦は1年を切っており、2022年、アウディは2026年の新時代に間に合うように、現在のザウバーF1チームを買収すると発表した。当初の計画では、アウディF1はザウバーの75パーセントのみを購入する予定だった。

しかし、昨年3月には、アウディF1がスイスを拠点とするザウバーF1チームを完全に買収する計画が明らかになっていた。

アウディF1、ザウバー買収完了を確認
声明の中で、アウディF1は2025年の初めに計画通りザウバーの買収が完了したことを確認した。買収額は公表されていないが、6億ユーロ(約960億円)前後と見られている。

「アウディAGによるザウバー・ホールディングAGの完全買収は予定通り2025年1月に完了した」と広報担当者がAuto Motor und Sportに確認した。

関係者は「アウディは年明け早々、F1への道で次の重要な一歩を踏み出した。アウディは以前、ザウバー・ホールディングAGの少数株を保有していた」と付け加えた。

アウディによる買収完了のニュースは、昨年11月に同チームがF1チームの少数株(報道によると30%前後)をカタール政府系ファンドに売却したと発表した後に明らかになった。

この契約は、周冠宇が8位入賞を果たし、チームの2024年F1シーズン唯一のポイントを獲得したカタールGPの金曜日に発表された。

周冠宇とチームメイトのバルテリ・ボッタスは昨シーズン終了時にチームを離脱し、ザウバーF1チームは2025年のF1にニコ・ヒュルケンベルグと、新たにF2チャンピオンに輝いたガブリエル・ボルトレトの全く新しいドライバーコンビを起用した。

ザウバーF1チーム アウディ

今週、アウディF1チームは、新チーム代表のジョナサン・ウィートリーが予想よりも早くチームでの業務を開始する準備ができていることが明らかになり、さらなる後押しを受けた。

レッドブルのスポーティングディレクターとして成功を収めた後、ウィートリーは昨年夏にアウディF1チームのボスに就任することが決まった。

当初は今年の夏までアウディF1での勤務開始は見込まれていなかったが、複数の報道によると、レッドブルが早期の離脱に合意したため、ウィートリーは4月に新しい雇用主のもとで勤務を開始する可能性が高いという。

ウィートリーの早期着任の報道は、ザウバーが2023/24年に事実上チーム代表を務めていたアレッサンドロ・アッルニ・ブラビの退社を発表した数時間後のことだった。2022年12月にフレデリック・バスールがフェラーリに移籍したため、アッルニ・ブラビは事実上チーム代表を務めていた。

アレッサンドロ・ブルビの貢献に敬意を表し、ザウバーのマティア・ビノット代表は「私がヒンウィルに到着してからの数か月間、彼と緊密に仕事をしてきたが、長年にわたりザウバーの真髄を体現してきた真のチームプレーヤーであるアレッサンドロに敬意を表したい」と語った。

「アレッサンドロはチーム内で幅広い役割を担い、困難な時期もエキサイティングな時期もチームを導いてきた」

「彼が新たな挑戦に向かうにあたり、会社を代表して、長年にわたる彼のエネルギーと貢献に感謝するとともに、今後の成功を祈っている」

アルーニ・ブラビは「ザウバーでの旅が終わりを迎える今、感慨深い気持ちだ」と付け加えた。

「2017年に加入して以来、私はこのチームが誰も想像できなかったような成長と変化を遂げるのを見てきた」

「この組織は、エキサイティングな時期も困難な時期も経験したが、その間、決してスピリットとコミットメントを失うことはなかった。私はそのことに感銘を受け、この2年間、チームの顔としてチームを代表できたことを誇りに思っている」

「新しいプロジェクトに移るにあたり、フィン・ラウシング、ザウバーとアウディで僕を信頼し、信頼を寄せてくれたすべての人々、そしてこの8年間一緒に働いてきた同僚たちに感謝したい」

「このチームは家族であり、明るい未来が待っている。」

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カテゴリー: F1 / アウディ / ザウバーF1チーム