アストンマーティンF1 ホンダと前進も課題明確「大きな差は依然存在」
アストンマーティンは2026年F1マイアミGPを経て、パフォーマンス面では厳しい現実に直面しながらも、開幕前からの進歩に手応えを感じている。

結果だけを見ればフェルナンド・アロンソは15位に終わり、トップ争いとは大きな差があった。しかしチーム内部では、プレシーズンからの改善という観点で前向きな評価がなされている。

出発点から見れば確かな前進
アストンマーティンはプレシーズン段階で深刻な問題を抱えており、連続周回すらままならない状況にあった。

その状況と比較すれば、マイアミでは2台がスプリントと決勝を完走し、最低限の安定性を確保したこと自体が前進と捉えられている。

また、予選・決勝ともにキャデラックを上回った点も見逃せない変化だ。日本GPのように最後尾に沈む展開とは明確に異なる内容となった。

マイク・クラックが語る「顕著な進化」
マイク・クラック(アストンマーティン トラックサイド責任者)は、ここ数戦の進歩を次のように評価している。

「ここ数週間で見てきたように、我々の進み方、特に信頼性、振動の低減、そしてドライバビリティの改善は顕著なものだった」

「すでにかなり実質的な改善が見えているし、この方向で作業を続ける必要がある」

さらに開幕当初の状況についても振り返る。

「シーズン序盤には非常に大きな問題を抱えていた。しかし、それを解決したスピードは本当に際立っていた」

一方で、アップデートの具体的な内容や投入時期については明言を避けている。

それでも埋まらない“決定的な差”
進歩が認められる一方で、トップ勢とのギャップは依然として大きい。

クラックもその現実を認めている。

「さらなる改善が得られると信じているが、大きな差が存在することも認識しなければならない」

現状では、1周あたり数秒規模の差があり、単なる改善では埋めきれない領域にある。

アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

問題はマシンだけではない
クラックは課題がマシンに限定されないことも強調する。

「戦略と計画を明確にする必要がある。我々の仕事は、持っているものから最大限を引き出すことだ」

「すべての面で最適とは言えない。マイアミでは良い仕事をしたが、もっと良くできたはずだ」

具体的にはエネルギーマネジメントやドライバビリティといった運用面でも改善の余地があると指摘する。

不足していた走行データが足かせに
アストンマーティンはシーズン序盤に十分な周回を重ねられなかった影響も抱えている。

「毎周ごとに新しいことを学んでいるが、シーズン序盤からの走行不足という大きなハンディキャップがある」

その中で、他チームとの直接比較や接近戦は重要なデータ源となっている。

「直接のライバルと戦えることは追加の情報をもたらす。それが今後の開発において重要な要素になる」

カナダGPに向けてアップデート投入も示唆されており、ここから“第2フェーズ”に入るかが注目される。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / アストンマーティンF1チーム / ホンダF1