アストンマーティン・ホンダF1 振動問題で対策強化「ドライバーの判断を信頼」

ホンダはF1が1か月の中断を経てマイアミで再開するのを前に、アストンマーティンと連携して「対策」を強化している。一方で、チーフ・トラックサイド・オフィサーのマイク・クラックは、ドライバーが限界を訴えた場合、チームはその言葉を信頼しなければならないと語った。
アロンソが訴えたAMR26の振動問題
アストンマーティンとホンダの新たなパートナーシップは、振動問題によって困難な船出となった。オーストラリアでは、チーム代表のエイドリアン・ニューウェイがメディアに対し、ドライバーが「永久的な神経損傷」のリスクにさらされる可能性があると明かした。
ニューウェイは、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールが周回数を制限しなければならないと説明した。アロンソは、20〜35周を走ると「手と足の感覚を少し感じにくくなる」と語っていた。
それでもアロンソは、もし優勝を争える状況にいるなら、どのような結果になっても走り続ける考えを示していた。
しかし、中国GPでは後方を走るなかで振動が深刻になり、アロンソはAMR26を止めることを余儀なくされた。その後、日本GPでは2026年F1シーズンにおけるアストンマーティン初の完走を記録したが、結果は18位だった。
ホンダはマイアミに向けて対策を強化
ホンダとアストンマーティンは、この問題の解決に向けて作業を進めている。ホンダのトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアである織原慎太郎は、マイアミを前に「対策を強化する」ために両者が協力していると述べた。
ただし、振動がドライバーに害を及ぼす可能性が少しでも残っている限り、マイク・クラックは、ドライバーが限界を訴えた場合にはチームが耳を傾けると強調した。
「複雑なテーマだ。エンジニアリング側としては、判断するために適切な量の情報、適切なデータを持ちたい」
「だが、レース中にこうした測定を行うわけではない」
「だから、ドライバーが言っていることに頼らなければならない」
「そしてこのケースでは、彼が不快感を覚えた状況だった。そうなれば、ドライバーを信頼しなければならない」
「『我々は信じない。走り続けろ』などとは言えない」
「だから、これはリスペクトと信頼の問題だと思う。ドライバーが『続けられない』と言うなら、それに応じて行動しなければならない」
「そして我々には、不快感があるという状況があった」
「フェルナンドは、もし優勝争いをしているなら走り続けると最初に言ったと思う。我々はそれを疑う必要はない」
「だが上海で言ったように、あれは簡単に下せる判断だった」
アストンマーティンは今季ここまでまだポイントを獲得していない2チームのうちのひとつで、もう一方はランキング10位のキャデラックとなっている。
Source: PlanetF1
カテゴリー: F1 / アストンマーティンF1チーム / ホンダF1
