アストンマーティンF1、レッドブルに酷似も「通常の開発プロセス」
アストンマーティンF1のチーム代表を務めるマイク・クラッスは、スペイングランプリで導入したアップグレード版のAMR22がレッドブルRB18に酷似しているにも関わらず、「通常の開発プロセス」の一部だと主張した。

アストンマーティンF1がバルセロナに投入したAMR22のアップグレードは、特にサイドポッドの形状がレッドブルRB18に酷似しており、レッドブル・レーシングは知的財産権が流出したのではないかと疑っている。

F1の技術規則は、チームがグリッド上の他の車のパーツを“リバースエンジニアリング”することを禁じている。

ドライバーのランス・ストロールは金曜日に、アストンマーティンF1チームが昨年末に開発中のコンセプトを持っていたと述べ、今週末に投入したAMR22がレッドブル・レーシングのコンセプトに類似しているのは単なる偶然の一致であったことを示唆した。

また、FIA(国際自動車連盟)は、アストンマーティンF1チームの新しいパーツの調査を開始し、レギュレーションに違反することなく製造されたものだと発表した。

「我々が車を発売したとき、CTOのアンドリュー・グリーンは、シーズン途中で開発できるように車にある程度の柔軟性を持てせて構築しているとすでに述べていた」とマイク・クラックはSky F1に語った。

「最終的にそれが我々がしたことだ。その観点で言えば、それは単なる通常の開発プロセスだった」

「ある時点で、他のスペックの車でポーポイズ現象が発生したことを覚えているだろう。ある時点で『変更する必要がある。ここで少しアップデートする必要がある』と言った。それが我々が最終的にしたことだ」

「我々は明確であり、透明であり、オープンだった。我々は許可を得ているし、自分たちの道を追求し、開発を続け、グリッドで順位を上げようとしている」

ランス・ストロールとチームメイトのセバスチャン・ベッテルは、それぞれ12番手と16番手で初日のプラクティスセッションを終了した。

初めて実際にさまざまな新しいパーツを装備したにもかかわらず、マク・クラッスは、他のFP1セッションと何ら変わりはなかったと語る。

「我々が行ったようにコンセプトを変更すると、冷却システムにも影響を及ぼす」とマイク・クラッスは語った。

「今日の気温におって、そこに少し注意を払った。現時点でスペアの在庫はあまりない」

「通常のセッションであり、通常のプログラムだった。タイヤを循環させた。セバスチャンに関しては、もう少しデータを取得するために、最初の実行で空力デバイスを使用した」

「だが、結局のところ、それは我々にとって通常のセッションにすぎなかった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / アストンマーティンF1チーム / レッドブル・レーシング / F1スペインGP