ジェンソン・バトン アントネッリのF1王座争いに太鼓判「スタート改善で無敵」

一方で、元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンは、アントネッリがさらに強くなるための明確な課題として、スタート時のポジションロスを挙げた。
3連勝の裏で続くスタートの課題
アントネッリはここまで、スプリントを含む6回のスタンディングスタートすべてで順位を落としている。フロントローからスタートしながら、オープニングラップで中団方向へ後退する場面もあり、マイアミGPでもポールポジションからターン1までに3番手へ下がった。
その後、マックス・フェルスタッペンのスピンによって2番手に戻り、最終的にはフロリダで優勝。自身初勝利から3勝目までをすべてポールポジションからの勝利で飾るという、F1史上初の記録を作った。
メルセデスは土曜スプリントでのスタート失敗について、アントネッリに誤った設定を与えていたことを認めている。決勝スタートに向けて一部は修正されたものの、バトンはこの問題が完全に解消されれば、アントネッリはさらに手がつけられない存在になると見ている。
バトン「スタートを決めれば止められない」
「本当に印象的だ」とジェンソン・バトンはスカイ・スポーツ・ニュースに語った。
「最初の2勝には少し運もあったと思う。レーシングドライバーには誰にでも必要なものだ。でも彼はそれを生かし、自分のペースを示した。そして前回のマイアミは本当に印象的だった」
「レース序盤はランド・ノリスに対して少し後手に回っていたが、そこから巻き返した。レース終盤のペースは非常に印象的だった」
「彼のレースにはまだ大きく改善できる部分があると思う。彼はスタートで苦しんでいて、毎レース順位を落としている」
「そこを正しくできるようになれば、彼は止められない存在になるように見える」
速さは証明済み 課題は“勝ち方の安定性”
アントネッリの速さは、すでに結果で示されている。3戦連続ポール・トゥ・ウインに加え、マイアミGPでは序盤の後退を挽回し、終盤のペースで勝利を引き寄せた。
ただし、チャンピオン争いが進むほど、スタートでのロスは大きなリスクになる。序盤に順位を落とせば、接触や戦略の制約に巻き込まれる可能性が高まり、優位な週末を自ら難しくしてしまう。
バトンの指摘は、アントネッリの弱点を強調するものではなく、むしろ今後の伸びしろを示すものだ。すでに勝てる速さを持つドライバーが、スタートという明確な課題を克服すれば、2026年F1タイトル争いにおける支配力はさらに高まることになる。
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