キミ・アントネッリ F1マイアミGP決勝「課題はレースマネジメントの完成度」

日曜日の決勝では3番グリッドからスタートし、序盤は2番手に浮上。好スタートを決め、スプリントで見られたような混乱にも巻き込まれず、マックス・フェルスタッペンの直後につける展開となった。しかし、最終的には6位フィニッシュ。マクラーレン勢の速さに対抗することができなかった。
「残念だけど、今日はこれ以上の結果を狙えるほどのペースがなかった」とアントネッリはレース後の公式コメントで語った。
「スタートは良くて2番手まで上がったけど、マクラーレンのペースがすごくて、すぐに抜かれてしまった。最初のスティントではミディアムで結構感触は良かったけど、後半のハードではちょっと苦しんだ。全体的にペースが良くなかったから、そこが6位という結果につながったと思う。チームとして何が原因だったのかをしっかり分析して、改善点を探っていきたい」
アントネッリはこの日、アンダーカットを狙ったピット戦略の中でタイミング悪くカルロス・サインツの進入に重なり、発進を一時待たされる形に。これでポジションを落とし、アレックス・アルボンとのバトルや、ジョージ・ラッセルのVSCピット戦略にも影響された。
「でも、全体的には今週末の内容には満足してる。予選では強さを見せられたし、スプリントでは初めてポールポジションを獲れたからね。レースマネジメントの部分はまだ経験を積んでる途中だけど、シーズンが進めばもっと良くなると思う」
「次のイモラは自分にとって初めての母国GPになるからすごく楽しみだし、きっと信じられないくらいの雰囲気と応援が待ってると思う。週末が待ちきれないよ」と語り、次戦への意欲を見せた。

なお、週末を通じてアントネッリはポイントをスプリントと決勝の両方で獲得。さらに、今季初めて予選でチームメイトのラッセルを2度上回るなど、一発の速さという観点でも進歩を示した。
「今週末は一発の速さに力を入れて取り組んできたから、その成果が出たのは自信になった」と語るアントネッリは、母国イタリアでの次戦イモラでのさらなる飛躍を目指す。
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