アルピーヌF1代表 同士討ちのエステバン・オコンに激怒「責任を問う」
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ブルーノ・ファミンは、トンネル入り口の手前にあるポルティエでオコンがガスリーのイン側を滑り込み、2人が接触したことに激怒。このとき2人は10番手と11番手につけていた。
ガスリーを大きく押しのけて、行き場を失ったオコンは、チームメイトのフロントウイングに接触し、自分のマシンを宙に浮かせた。このミスでオコンはフロアとギアボックスに大きなダメージを負い、リタイアに終わった。
ガスリーは10位でフィニッシュしてシーズン初ポイントを獲得し、アルピーヌの年間獲得ポイントを倍増させた一方で、オコンの行動によりその結果が危うくなったことにファミンは激怒した。
「このようなインシンデントは残念だ」とファミンはレース中に Canal+に語った。「これこそ、我々が見たくなかったものだ。エステバンのアタックは完全に状況から外れていた...結論を下すつもりだ。まだ傷が癒えないうちに決断するつもりだ」
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アタックを試みる場所ではなかった
セルジオ・ペレスとハースの2台がクラッシュして赤旗が提示されたが、約45分間の中断にもかかわらず、オコンのマシンのダメージは修復不可能なほど深刻で、再スタートを切ることはできなかった。
スチュワードはオコンに非があると判断し、10秒のタイムペナルティを科した。しかし、すでにレースを終えていたため、次戦カナダGPでの5グリッド降格に変更された。また、オコンはFIAスーパーライセンスの2ペナルティポイントも科せられた。
さらに、オコンのイン側への飛び込みとその余波により、ガスリーは後方からの攻撃を受けやすくなった。レースが再開されれば、オコンはチームのためのバッファーとなることができたはずだからだ。
「レース終盤に表彰台を争うのであれば、駄目ではないだろう。改めて言うが...1周目のル・ポルティエでは、率直に言って、チームメイトに全くスペースを与えず、攻撃を試みるべき場所ではなかった」とファミンは語った。
オコンはグランプリ期間中、ソーシャルメディア上で事故の責任を取ったが、さらなる事態が迫っている。この行動のお飛ぶ範囲は程度はまだわからないが、追走集団がトップ10にガスリーを入れ替えることができなかったのは幸運だったと言えるかもしれない。
カテゴリー: F1 / アルピーヌF1チーム / F1モナコGP