アルファタウリF1 「角田裕毅のショートランはQ2の上位を争えると期待」
スクーデリア・アルファタウリのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2023年F1第14戦オランダGPの金曜フリー走行を振り返った。

FP2は角田裕毅がトップから0.4秒差の5番手タイムを記録。一方、ダニエル・リカルドはクラッシュによって左手を骨折。残りの週末はレッドブルのリザーブドライバーであるリアム・ローソンが急遽F1デビューを果たすことになった。

「夏休みは、シーズン後半の忙しさに備えてバッテリーを充電する絶好の機会だった。その間に、我々はザントフォールトに向けた多忙なテスト計画を立てていた。スパはスプリントだったため、金曜日にテストする機会がほとんどなく、テストマトリックスが蓄積されていた」とジョンサン・エドルズはコメント。

「今日はFP1で裕毅のマシンにレーキを装着して空力との相関性を確認し、2台のマシンにまたがるいくつかの空力テスト項目をこなした。砂に囲まれているため、トラックはいつも非常に埃っぽく、進化が激しいので、セッションを通してラップタイムは向上し続け、それに伴ってバランスも変化する。全体的に、両ドライバーはFP1のバランスに満足しており、FP2では微調整を行うだけだった」

「FP2のスタートでハードコンパウンドのタイヤを履き、ダニエルは非常に競争力のある走りを見せたが、残念ながらすぐ前でクラッシュしたピアストリを避けなければならなかった。その際、バリアに接触して手を負傷してしまった。ダニエルは病院に運ばれ、さらに検査を受けた結果、左手の中手骨を骨折していることが確認された。チーム全員が彼の早期回復を祈っている」

「裕毅のソフトコンパウンドでのショートランは競争力があるように見えたので、明日の予選ではQ2の上位で戦えることを期待している」

「ダニエルの回復とともに、我々はリアムをチームに迎えて彼のマシンをドライブすしてくれることを歓迎しているが、今回はより競争的な状況になる。すべてがあっという間の出来事だったが、リアムはチャレンジにステップアップする準備ができていることを示しており、チーム全員が彼をサポートしている」

角田裕毅 スクーデリア・アルファタウリ F1

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ