アルファタウリF1 「角田裕毅もデ・フリースも全体的なグリップに苦戦」
スクーデリア・アルファタウリのチームレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2023年F1マイアミGPの金曜フリー走行を振り返った。

デ・ブリースはFP1でスピンを喫し、壁には接触しなかったが、ダメージは大きく、残りのセッションで走れなかった。角田裕毅は、トラフィックの多さに圧倒され、何度か激怒していた。

FP2になると、ようやく2人とも十分な走行をこなせるようになった、しかし、デ・フリースは失われた時間を取り戻し、伝統的なプログラムを実行していないため、彼らがどのような順位にいるのかは謎に包まれたままだった。

「今日の金曜日は、それほどストレートなものではなかった。両ドライバーとも全体的なグリップに苦しんでおり、ラップタイムを引き出すのが難しい」とジョナサン・エドルズは語った。

「裕毅はFP1でフロントウイングの比較を行い、良い結果を得たので、このまま週末を過ごすことになった。ゲームチェンジャーではないし、今後投入が予定されてエアロコンポーネントでよりうまく機能するが、それでもこのパッケージでパフォーマンスを高めている」

「今朝、ニックはターン11とターン12のツイスティセクションで小さなスピンを喫し、リアエンドでウォールに接触しただけだったが、そのダメージはセッションを中断してFP2に向けてギアボックスを交換しなければならないほどだった。メカニックは素晴らしい仕事をしてマシンを組み直した。FP1でソフトコンパウンドを走らせられなかったため、FP2のために2セット残った」

「一方、裕毅はミディアムとソフトで走行。こちらもバランスに大きな問題はなかったが、グリップが足りなかったので、一晩でセットアップとタイヤの使い方を見直す必要がある」

「赤旗の影響でロングランのデータが取れなかったが、新しいターマックはタイヤへの影響が少ないようなので、昨年と同じようなレース展開になるだろう。今日のようなパフォーマンスでは期待に応えられないので、グリップとラップタイムを確保するために忙しい一夜を過ごすことになる」

スクーデリア・アルファタウリ F1 マイアミGP

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / F1マイアミGP