アルファタウリF1 「ドライバーとチームのパフォーマンスはポジティブ」
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角田裕毅は、セーフティカーが導入されたタイミングでピットストップを行い、ポイント圏内に浮上しるという幸運を手にしたドライバーだった。しかし、アルピーヌの速いマシンを抑えることができず、10位まで後退。その後、ポイント獲得を目指して懸命のディフェンスをしたが、結局はマグヌッセンのハースが圧倒的な速さを見せた。
ニック・デ・ブリースは、終盤にいくつか楽しいムーブを見せ、経験を積んでいる。
ジョディ・エギントン(テクニカルディレクター)
「両ドライバーは、ラップタイムが一貫しているソリッドなレースを見せてくれた。戦略も良く、セーフティーカー導入時のダブルピットストップも上手く機能してポジションを上げることができた。2人がミディアムタイヤを上手く管理してくれたおかげで、ファーストスティントを長くして、早めにハードタイヤに交換していた中団争いのライバルたちにタイムを譲らなくて済んだ。この戦略とセーフティーカーのおかげで、裕毅はポイント争いに加わることができた。裕毅は8位争いを見せてくれたが、アルピーヌ勢の方が速かったため、戦い続けることはできませなかった。だが、ファイナルスティントの大半でマグヌッセンと10位争いを繰り広げることができた。度重なるプレッシャーに耐え続けたが、最後の最後で抜かれて11位に下がり、ポイントを逃してしまった。ニックについては、同じ戦略でポイント圏内に送り込むことはできなかったが、スタートから順位を上げ、いくつかのナイスファイトを見せ、両方のタイヤで十分なラップタイムを記録した。ポイントを逃してしまったのはフラストレーションが溜まるが、ドライバーとチームのパフォーマンスからはポジティブな部分が得られた。予定している空力のアップデートが楽しみだ。間違いなく今後のレースでパフォーマンスを高めてくれるだろう」
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角田裕毅(11位)
「11位でレースを終えました。あと4周で10位を譲ってしまったのはとてもフラストレーションが溜まります。チームはすばらしい仕事をしてくれましたし、すべてがパーフェクトでした。ミディアムタイヤのペースはかなり強力で、予選から大きく向上しました。チームと自分で成し遂げたことに満足していますが、同時にポイントを獲得できなかったことは残念に思っています。アップデートとともにさらに強くなってメルボルンへ向かいます。すでに次のレースに切り替えていますし、メルボルンではパフォーマンスを最大化するためにベストを尽くします。中団争いでトップに立ち、ポイントを定期的に稼げるようになるためにハードワークを続けます」
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ニック・デ・フリース(14位)
「今日は十分な仕事ができなかった。スタートとリスタートで勢いを得てポジションを上げることができなかった。DRSトレインに捕まってしまったときは特に厳しかった。アタックできず、タイヤ管理とプッシュのバランスを取るのに苦しんでしまい、タイヤに正しく熱を入れることができなかった。最後にクリーンエアで周冠宇を追っているときのペースはとても良く、安定していた。全体的にはバーレーンからステップアップできていたので、ポジティブな内容だった。プッシュし続ける必要がある」
カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / 角田裕毅 / F1サウジアラビアGP / ニック・デ・フリース