アルファタウリF1代表、9位入賞の角田裕毅を称賛「素晴らしい仕事をした」 / F1バーレーンGP決勝
アルファタウリ・ホンダのF1チーム代表を務めるフランツ・トストが、2021年のF1世界選手権 開幕戦 F1バーレーンGPの決勝を振り返り、F1デビュー戦で9位入賞を果たした角田裕毅を称えた。

7年ぶりの日本人F1ドライバーとなった角田裕毅は、13番グリッドからスタートで順位を落としたものの、セバスチャン・ベッテル、フェルナンド・アロンソ、キミ・ライコネンのような元F1ワールドチャンピオンとのバトルにも一歩も引かない果敢な攻めを見せて順位を挽回。9位入賞を果たし、日本人ドライバーとして初めてデビュー戦でポイント獲得した。

チームメイトのピエール・ガスリーは、5番手から順調にレースを進めていたが、セーフティカー後のリスタートでマクラーレンと接触してフロントウイングを破損。その後も上位進出を目指してレースを続けたが、終盤にギアボックスにトラブルが見つかってリタイアした。

「昨日の満足のいく予選セッションの後、今日、ピエールは5番グリッド、ユウキは13番グリッドでスタートした」とフランツ・トストは語る。

「レースのスタートは良かった。ピエールは1周目に5位をキープして戻ってきた。ユウキもまずまずのスタートを切ったが、他の数人のドライバーに追い抜かれた。オコンの後ろでかなり激しくブレーキをかけなければならず、右フロントタイヤにフラットスポットが発生し、彼はバイブレーションを感じ始めていた」

「セーフティカーの後、ピエールは接触してフロントウイングにダメージを負い、ターン5でウイングが落ちてしまったので、ピットインして交換する必要があった。もちろん、これには少し時間がかかった。セーフティカーの後のミディアムのグリップがかなり低かったので、おそらく柔らかいコンパウンドであれば事故を防げただろう。フロアにもダメージを負っていたため、それ以降にピエールのレースは妥協を強いられ、パフォーマンスが大幅に低下した。それにもかかわらず、最後のスティントで彼はいくつかの素晴らしいラップタイムを示し、本当にそこにいる最速のドライバーの一人だった」

「残念ながら、ギアボックスの問題が疑われたため、レースの終盤に彼をリタイアさせなければならなかった。さらに調査する必要がある。最終的にポイントを獲得することはできなかったが、昨日の予選で素晴らしい仕事をし、今日はレースペースがあることを示しました。彼は運が悪かっただけだ」

「ユウキはF1で初めてのレースだった。そして、私は彼が本当に素晴らしい仕事をしたと言わなければならない。我々は彼に、彼の目標はレースを走れるように1周目から無傷なマシンで戻ることだと彼に話していた。、そして、彼はまさにそれを達成した。彼は多くの優れたオーバーテイクを見せた。彼は最も多くのオーバーテイクを完了したマシンだったと思う。それに彼のラップタイムはミディアムタイヤでもハードコンパウンドでも非常に競争力があった。彼は9位に相応しいし、キミ(ライコネン)やランス(ストロール)との戦いぶりを見るのは本当に楽しかった。彼と一緒にこれからのシーズンを楽しみにできると思う。彼はデビューレースでポイントを獲得した初の日本人ドライバーであり、彼が我々と一緒にこの結果を達成したことは素晴らしいことだ」

「我々のパフォーマンスに欠かせない、このような競争力のあるPUを提供するために冬の間多くの作業を行ってくれたホンダの皆さんに心から感謝している。今週末はもっと良い結果が期待できたし、今日は本来の方法でそれをまとめることができなかったが、本当に強力なパッケージを持っていると思うし、今はイモラを楽しみにしている」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / ホンダF1 / 角田裕毅