アルファタウリ・ホンダF1代表 「新型コロナウイルスへの無力さを痛感」
アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トズトは、新型コロナウイルスに対して無力さを痛感していると語る。

64歳のフランツ・トストは、新型コロナウイルスのワクチンがまだ完成していないことを理解できないとし、経済がすぐに立ち直らない場合、多くの破産を招くことを恐れている。

「無力さは私を動揺させ、その結果、確信ができずにいる。いつ終わるのだろう?」とフランツ・トストは Motorsport-Total.com に語る。

「まだ医学と製薬業界がワクチンを見つけられていない理由が理解できない」

フランツ・トストは、特に経済的な観点からすべての措置は短期的に緩和される必要があると語る。

「そうでなければ、我々は多くの倒産を目にし、経済が回復するまで永遠にかかるでしょう」とフランツ・トストは語る。

F1がとった対策のひとつとして、2021年マシンに対する新しいレギュレーションを2022年に延期するがある。フランツ・トストによれば、これにより、新車の開発が予算上限を下回り、トップチームとミッドフィールドとのギャップは縮まるはずだという。

もう1つの理由は、すべてのチームが新車に取り組むための十分な予算がないということだ。しかし、FIAはどのようにそれをコントロールするのだろうか。

「金融の専門家がチームを管理する」とはフランツ・トストは短く答える。

予算上限にの引き下げについても議論されている。当初、年間1億7,500万ドルで合意されていたが、新型コロナウイルスにより、この金額をさらに削減する声がますます大きくなっている。しかし、レッドブル・レーシングとフェラーリはそれに反対していると言われている。

「これについてはまだ話し合いがなされている。収入の量がわからない限り、現時点で上限を設定するのはまだ時期尚早だ。我々が走るレース数によっても異なる。我々は稼いだ分のお金しか費やすことはできない」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / ホンダF1