フェルナンド・アロンソ 佐藤琢磨 インディ500
フェルナンド・アロンソが、インディ500初挑戦を振り返った。

フェルナンド・アロンソは、世界3大レース制覇を目指し、F1モナコGPを欠場してインディ500に参戦。マクラーレン、ホンダ、アンドレッティ・オートスポーツがタックを組んだパパイヤオレンジの“マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ”でインディ500に参戦。

最終的にエンジン故障によってリタイアしたアロンソだったが、オーバルレース初挑戦であることを疑うような素晴らしいレースセンスを見せ、27周にわたってレースをリードした。

「インディ500に参戦すると決めてからの数週間は信じられないくらい激しかったし、その一瞬一瞬を楽しむことができた。僕のマシンはストップしたときはそれほど楽しくはなかったけどね。少なくともどっちにクルマを止めればいいかは明らかだった。数週間、僕のステアリングは左に曲がっていたからね」と第101回インディ500の“ルーキー・オブ・ザ・イヤー”を獲得したフェルナンド・アロンソは表彰式で冗談を交えながらスピーチ。

「自分たちがどれくらい競争的かという明確なターゲットはなかった。自分がレースをリードしているのがわかった。タワーを見て、No.29がトップなのが見えた。友人の誰かがその瞬間の写真を撮ってくれていることを願ったよ。何枚か入手することができたし、プリントして家に飾るつもりだ」

「完成されたドライバーは異なるシリーズのモータースポーツで自分自身を証明するべきだとずっと思っていた。それが僕がここに来た理由のひとつだ。それにこのレースへの参戦は2つの異なるモータースポーツの世界を結ぶという目的もあった。それは達成できたと持っている。トニー・カナーンに警告されていたけど、5月全体でほぼ無傷だったと言えるのは嬉しいね」

「トラック外の活動がこんなに多かったもは初めてだ。たくさん写真を撮って、たくさんサインをした。イベントの途中には別の都市(ニューヨーク)に移動さえした。みんなにとっては普通のことかもしれない。でも、僕にとっては普通のことではない。レースに集中したいけど、グリッドに来てもほとんどクルマを見つけることができない。やっとクルマに乗って、やっと一人になって集中できると思ったけど、運転方法を伝えてくれるスポッターが2人もいるんだ」

「このようなアイコニックなレースに参戦できたのは特権だし、名誉なことだ。このような素晴らしいイベントを開催しているハルマン・ジョージ家を称えたい。マイケル、とても温かく迎えてくれてありがとう。アンドレッティ・オートスポーツの全員がホームのように感じさせてくれたし、ここに新しいファミリーを見るけることができたと言える。ザク・ブラウン、マクラーレのみんながこのプロジェクトに注いでくれた素晴らしい努力とエネルギーに感謝している。面倒を見てくれて、いろいろなコツを教えてくれたチームメイト全員にも感謝している」

「タク、優勝おめでとう。次回は君のエンジンが欲しいよ。君はインディカーで僕のお気に入りの日本人ドライバーだ(日本人は琢磨のみ)」

「全ドライバーにありがとうと言いたい。太西洋の向こう側に素晴らしい人々、新しい友人ができたことをとても嬉しく思う。みんな本当に優秀だ。みんなからとても多くのことを学んだ。それはオーバルレースだけでなく、僕をもっと良いドライバーにしてくれた。みんなに感謝している」

フェルナンド・アロンソは、いつになるかはわからないが、必ずインディ500に戻ってくるつもりだと語る。

「正直、未知のレースだったけど、とても素晴らしいショーであり、イベントだった。でも、今は何も言えない。僕にはわからない。正しいタイミングで正しい場所にいなければならない」

「戻ってこないと言ったとしても、同じチーム、同じエンジンでなら取り組めるかもしれないし、来年ここにいるかもしれない。イエスと言ったとしても、状況が変われば、このようなイベントに参加することを許されないかもしれない。ただ保証できるのは、来年ではないかもしれないけど、将来またここに来るということだ」

「永遠に忘れることのない経験だ。スペインの自分のミュージアムにパパイヤオレンジのマクラーレンを展示するのが待ち切れない。ありがとう、インディアナポリス、ありがとう、インディカー」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / インディカー