フェルナンド・アロンソ 「トラックリミットを守った自分は馬鹿らしい」 / F1オーストリアGP
アルピーヌF1のフェルナンド・アロンソは、先週末のF1オーストリアGPのオープニングラップでトラックリミットを順守し自分は「少し馬鹿らしいと感じた」と認めた。

レース後、フェルナンド・アロンソは、ダニエル・リカルド(マクラーレン)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)がオープニングのターン1で意図的にワイドに走って前に出て不当なアドバンテージを得たと不満を表明していた。

ダニエル・リカルドとシャルル・ルクレールにポジションを奪われたフェルナンド・アロンソは、レース終盤にジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)をターン4で抜いてなんとか10位入賞でレースをフィニッシュした。

フェルナンド・アロンソは、レッドブル・リングでのオープニングラップを“アンフェア”だったと振り返った。

「オーストリアで2週間で2回のレースをしたけど、スタート時にオーバーテイクしたのは僕だけだったし、ターン1でインサイドで非常に遅くブレーキをかけた」とフェルナンド・アロンソは語った。

「今回はリカルドとルクレールを追い抜いた。彼らはターン1の出口でコースを外れ、僕の前を出てきた。そして、さらに彼らはターン3にむけて前のマシンをスリップストリームを使って逃げて行った」

「今日は非常にアンフェアだと感じた。先週末もそうだった。シャルルとリカルドの前でターン1に入ったけど、ターン1を出てリカルドの50メートル後ろにいた。コーナーをちゃんと抜けたのは僕だけだった、少し馬鹿らしく感じた」

フェルナンド・アロンソは、20台のマシンが近くにあることを考えると、スチュワードはオープニングラップでより寛大な見方をすることが多いことを認めた。

フェルナンド・アロンソは、ダニエル・リカルドに対してもシャルル・ルクレールに対しても自分がコース外に追いやったとは思っておらず、むしろアドバンテージを得るために彼らが自身がそれを選択したと語った。

「それは書かれていることだと思う。そして、最初のラップで彼らはペナルティとトラックリミットに関して少し柔軟であることは非常に明白だ、僕たちは戦っているわけだし、コースを外れることを余儀なくされることもある。戦っていて、他のマシンに追い込まれて、ランオフエリアに出ることもあるからね」

「でも、そうではなかった。コース外に出てスロットルをオンに保つことは、純粋にパフォーマンスの決定だった。並んでいる人はなかった。それは灰色の領域ではないと思う。非常に明確だった」

F1レースディレクターのマイケル・マシは、オーストリアの最初のラップで誰もペナルティを受けなかった理由を説明した。

「我々はそれを見ており、我々が言ったことのひとつは、2019年のポール・リカールから来ている。最初のラップの最初の数コーナーだったし、後ろでコーナーに入ったマシンは、後ろに戻る必要がある」とマイケル・マシは語った。

「我々はフェルナンドが言及していたインシデントを見たし、当時我々が見ることができた角度から見て、まさにそれが起こったことだ」

「それが一般的な原則だ。特にそのような状況では、一般的に、誰もがそれらのことを非常に寛大な方法で見て、必要に応じてドライバーとチームを助けるように求めてくる。それが、あの時に見られた状況だ」

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / F1オーストリアGP / アルピーヌF1チーム