アロンソ アストンマーティンF1のシート問題解消に自信「2025年仕様に戻した」

アロンソはカナダGP決勝で23周を走行した後、背中の痛みによりマシンを降りた。原因はAMR26の極端なシートポジションにあったとされ、チームはその後、対策作業を進めてきた。
カナダGP後に大幅な見直しを実施
フェルナンド・アロンソはモナコGPを前に、チームとともに複数のシートポジションを検討したことを明かした。
「先週はオンライン会議を行い、マシン内で異なるポジションを試そうとしていた」
「それから火曜日には、僕はここに住んでいるので簡単にガレージへ行くことができた。午後に少し作業をして、今は4種類ほどの異なるポジションを用意している」
「カナダ以降、大きく変更した。だからカナダで感じていた不快感や痛みの問題は、もうなくなっていると非常に楽観的に考えている」
「シートポジションはほぼ2025年仕様に戻した。つまり、今は既知のベースに戻っている。実験的なものではない」
カナダでは週末を通じて違和感に苦しんだが、シート自体を変更しても十分な改善は得られなかったという。
ニューウェイ主導の設計思想が背景に
今回の問題は、シート形状だけでなく、AMR26におけるシート配置そのものに起因していたとみられている。
アストンマーティンのマネージング・テクニカルパートナーであるエイドリアン・ニューウェイは、AMR26で従来よりも大きく寝かせたドライビングポジションを採用したとされる。
これは重心を下げることに加え、ドライバーのヘルメットがエアボックス周辺の気流へ与える影響を抑えることを狙った設計だった。
こうした考え方は1960年代から続くF1マシン開発の流れの一部であり、ニューウェイ自身も1995年型ウィリアムズFW17でドライバーの脚を腰より高い位置に配置するレイアウトを導入したことで知られている。
その設計は空力性能向上に貢献した一方で、腰周辺への圧力増加など快適性を犠牲にする側面もあった。

数ミリの違いが大きな問題に発展
アロンソはF1マシンのシートがいかに繊細な要素であるかも説明した。
「新しいシートや新しいコクピットスペースには常に小さな違いがある」
「角度が1〜2ミリ違ったり、腰の下あたりに異なる圧力ポイントがあったりすると、神経を圧迫して感覚が失われ始めることがある」
「今回がまさにそうだった」
「この3〜4年のシートをいくつかガレージで座り比べても、おそらく違いは感じないだろう。どれも非常によく似ているからだ」
「でも20周、30周と走り続けると、その違いを感じ始める」
カナダGPではシートポジションが背中の痛みと神経への圧迫を引き起こしたとみられるが、アストンマーティンはモナコGPに向けて2025年仕様に近いレイアウトへ戻すことで問題解決を図った。アロンソ自身もその変更に強い手応えを感じており、市街地コースでのポイント獲得に期待を寄せている。
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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / アストンマーティンF1チーム
