フェルナンド・アロンソ
アブダビの予選を後方で終えると予想していましたか?
実はなんとなくそう思ってたんだ。僕たちは今シーズンの予選のほとんどをこのような非常に難しいコンディションで過ごしてきた。でも、ここ数レースではなんとかQ1を通過して、Q3に進出するときさえあった。最初の数ラップがドライコンディションだった鈴鹿のように何度かは状況が僕たちの助けになったときもあった。もしくはウェットコンディションだったブラジルのようにね。何度かは運もあった。でも今日は、僕たちの場所に驚きはない。全員にとって新しいサーキットで僕たちはQ1で脱落した。多かれ少なかれ予想していたことだ。もちろん、ルノーでの最後のレースでレースに勝てるポジションを獲得できれば素晴らしかっただろう。僕たちは自分たちのいる位置、チャンピオンシップ後半に競争力がなかったことはわかっているので、今回の場合それは夢のようだ。ロマン(グロージャン)と僕自身、最大限を尽くしているのはわかっている。チームもここ7年間で僕が100%を尽くしていたとわかっている。それが最後のレースでも変わらないのは確かだ。

ルノーでの最後の予選を終えました。あなたやエンジニア、メカニックは感情的になっていますか?
もちろん、最後のレースが近づくにつれてより感情的になっているよ。今日、オーバーオールとヘルメットを準備して、最後の予選に出て行ったときは感情的になった。明日も、ルノーで最後のグリッドについて、最後のインタビューを受けて、フォーメーションラップでメカニックが離れるとき、同じように感じると思う。非常に感情的な瞬間になるだろう。最後のレースだとわかっているので、悲しくもあり、幸せな気分になるだろうね。僕はとてもリラックスしているし、ここ数年には満足している。

今シーズン、マクラーレンとフェラーリのスタートは非常に悪かったです。そして現在、マクラーレンはギャップを縮めていますが、フェラーリは違います。来シーズンの新しいチームがどうなるか心配ですか?
いいや、まったく。両チームとも今シーズンは後方でスタートした。マクラーレンは最悪のスタートだったと思うし、現在おそらく彼らはグリッドで最高のクルマを持っている。週末をとおして彼らはここで非常に支配的だし、ブラジルでもそうだった。彼らにとって唯一の問題は予選があまりにウェットコンディションということだけだった。最終的にハミルトンは表彰台でフィニッシュした。マクラーレンは今シーズン中に新しい開発をプッシュしたし、フェラーリはしていなかった。昨シーズンで比較すれば、僕たちはブラジルで表彰台にいたし、みんなルノーが今年強いクルマを持つだろうと考えていた。だから、最後のレースはあまり多くの意味を持たない。みんなにとって初レースは完全に未知数だと思う。

来年のフェラーリの開発にはどれくらい関与しますか?
僕たちはドライバーで、エンジニアではないので、あまり多くはないだろう。特に僕はマシンをドライブできないからね。初めてクルマをドライブする2010年の2月までインプットを与えるチャンスはそんなにない。それまで、チームがどのような作業をするかを理解して、出来るだけ冬のテストに備えるつもりだ。

なぜルノーは今年これほど悪かったと思いますか?
今年はエアロダイナミクスが重要な問題だったし、ここ数年もそうだった。特に2009年は新しい規約によって、マシン哲学が新しい規約を満たしていなかったし、競争的になるには十分ではなかった。新しいパーツを導入してフィールドで3番目に速いクルマになれたときもあった。でも、そのあと僕たちは今年のクルマにさらなる開発をしないことに決めたし、フェラーリもそうした。来年のクルマに集中している。確かにこの決定のあと、レースごとに見返りとなった。今最後のレースに到着したけど、ここ3ヶ月間同じクルマだし、後方で終わるのは普通のことだ。

今年の開発は来年良いクルマを持つための助けにならないのですか?
来年の規約は、今年ほど大きな変化はないだろうけど、フロントタイヤが狭くなって燃料(タンク)が大きくなることで、多くのことが変わるだろう。燃料量が変わるので、僕たちは全く異なる方法でマシンを準備しなければならない。だから、今年のためには役に立たない。来シーズンの開幕戦までは誰が競争力のあるクルマをもっているかわからないと確信している。その点でいえば、僕の新しいチームが早くに開発をやめて、来年に集中したことにはとても嬉しく思っている。ルノーもストップして来年に集中しているので、彼らも来年早いクルマを持てることを願っているよ。

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ