フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1 AMR26Bに期待「3秒速くなれば最高」

大幅アップデート版となるAMR26Bの投入は、ハンガリーGPまたはオランダGPを予定しており、「トンネルの出口が見え始めた」と前向きな姿勢を示している。
予選結果以上に得られた手応え
オーストリアGP予選でアロンソはQ1最下位の21番手に終わり、トップとの差は2.9秒と依然として大きかった。
しかしアロンソは、ラップを通じて一貫した挙動を示すマシンになったことを最大の収穫として挙げた。
「いい予選だった。マシンの力を最大限に引き出せたと思う」
「これまでの予選では、エネルギーマネジメントの一貫性に問題があって、周回ごとに挙動が変わっていた。ここでは安定していて、ドライバビリティも改善された」
これまでAMR26は、エネルギー回生・放出の不安定さやギアボックスの同期不良により、ブレーキングやコーナリングで予測しづらい挙動を見せ、ドライバーを苦しめてきた。
アロンソによれば、それらの問題は今回大きく改善されたという。
「変更を加えてから大きく改善した。エンジンにも問題があったが、週末を通して多くの作業を行った」
また、新型マシン投入を待つ状況でも開発を続けるチームの姿勢を高く評価した。
「最後尾にいて、新しいアップデートパッケージを待っている状況では、諦めて新車を待つだけになりがちだ」
「それでもチームのみんなは、まるで表彰台争いをしているかのように全力で取り組んでくれている。ドライバーとしても、自分だけ諦めるわけにはいかないと思える。みんな本当に集中している」
AMR26Bはハンガリーかオランダで投入へ
アロンソは、大規模アップデート版となるAMR26BがハンガリーGPまたはオランダGPでデビューする見込みだと説明した。
ただし、重要なのは投入されるパーツがどれだけ競争力向上につながるかだと強調している。
「すべては新しいマシンとパーツ次第だ。もし0.1秒や0.2秒しか速くならないなら十分ではない。3秒速くなるなら最高だけどね」
「より良いベースで仕事ができるようになる。本当に大きなアップデートで、正しい方向性を見つけられることを期待している。シーズン序盤はつまずいたが、ようやく光が見え始めている」

課題はホンダPUだけではない
アロンソは、パフォーマンス不足の原因はホンダ製パワーユニットだけではなく、空力にも大きな問題が残っていることを隠さなかった。
特に高速域でダウンフォースが安定しないことが、現在の最大の弱点だという。
「空力には問題がある。失速やダウンフォースの喪失が起きている。飛行機じゃなくて良かったよ」
「その空力の喪失によって、とても遅くなってしまう。夏休み後には空力プラットフォームを安定させることが最大の課題になる。それが今回の最大の変更点になるはずだ」
「その後は数か月かけて、少しずつパワーも取り戻していくことになるだろう」
アストンマーティンは依然として最後尾グループに沈んでいるものの、アロンソはマシンの扱いやすさという基礎部分には改善を実感している。チームはハンガリーGPまたはオランダGPで投入予定のAMR26Bを巻き返しの切り札と位置付けており、空力性能の改善とともに戦闘力向上を目指していく。
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