テオ・プルシェール F1メキシコGP 「ブレーキに問題。走りたかった」
テオ・プルシェーレは、2023年F1第20戦メキシコGPでアルファロメオのフリー走行1回目を担当したが、アウトラップの4周しかできなかった。

F2で現在ランキングトップにつけているザウバーF1チームの育成ドライバーであるテオ・プルシェール(20歳/フランス)は、バルテリ・ボッタスに代わってFP1セッションを担当したが、チームによってコースに送り出された4回のそれぞれでブレーキペダルのトラブルを報告した。

プルシェールは、走行を妨げた問題について 「ブレーキシステムに小さな問題があった。詳細は言えないし、チームもどこから来たのか100%把握していない。
と説明した。

「でもモータースポーツだから起こりうることなんだ。残念ながら、FP1でマシンに乗っているときに起きてしまった。たくさん準備してきただけに、少しがっかりしている。最後に走ったのは昨年のアブダビだったから、ずいぶん前のことになるね」

「走りたかったし、トラックはクールそうだ。細かく何周か走ったけれど、プッシュするのはあまり安全じゃないのでできなかった」

プルシェールは、ボッタスが第2セッションにスムーズに参加できるよう、アルファロメオは休憩中にC43の何かを変更する必要があると考えている。

問題はすぐに感じられたかと尋ねられたプルシャールは「ああ、すぐにね。ダッシュボードにアラームが付いていた。チームもテレメトリーで問題を確認できた」と答えた。

「問題を解決するためにいろいろ試したけれど、うまくいかなかった。彼らはクルマの何かを変更する必要があると思うし、今はFP1とFP2の間にすべてをチェックするつもりで、バルテリがFP2で走れることを願っている」

テオ・プルシェール アルファロメオ・レーシング F1 メキシコグランプリ

アルファロメオはまだ、誰が2度目のルーキー枠で走るか、そしてどの開催地で行うのかを明らかにしていないが、アブダビでは周冠宇のシートをプルシェールが占めるのではないかと見られている。

来週末のブラジルGPではスプリント方式が導入され、シーズン最終戦のラスベガスGPでは新しいコース構成が採用される。

F1面がどうなろうと、プルシェーレはアブダビでの主な焦点は引き続きF2チャンピオンシップのタイトルを獲得することにあると主張する。

プルシェールは、同じくメルセデスからメキシコのFP1に出場していたフレデリック・ヴェスティに対して25ポイントのリードを築いている。

「アブダビでのF2に完全に集中したい」とプルシェールは宣言した。「そこでFP1に出場するかどうか見てみましょう。でも、おそらくそれが僕がF1で再びドライブできる唯一のトラックなので、見てみよう」

「さっきも言ったように、僕はF2選手権に全力を注いでいる。それが僕の一番の目標だし、F2でのキャリアを最高の形で終えたいんだ。僕には獲得すべきタイトルがあり、チームチャンピオンシップもある。獲得すべきタイトルが2つあるので、アブダビでは素晴らしい成績を収めることができると思う。おそらくすぐにF1に戻るだろう」

プルシェールは9月初旬にモンツァで行われたF2サポートレースでF1カレンダーのヨーロッパレグが終了して以来、週末のレースには帯同していなかった。

このチャンスに向けてどれほどの準備をしてきたかと尋ねられたプルシェールは「F2の最終戦がモンツァだったので、F1チームとシミュレーターをたくさん使った以外は何もすることがなかった。体力的な準備もたくさんしたし、精神的な準備もしてきた」と答えた。

「もちろん、こんな問題が起こるとは知らなかった。自分の仕事に集中し、プッシュする準備はできていた。もちろんがっかりはしているけど、大丈夫だ。モータースポーツの一部だからね」

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