アルファロメオF1、モンツァと鈴鹿で重要なアップグレードを投入
アルファロメオF1チームは、2週間後のイタリアGPに間に合うように車両のアップグレードを導入する予定であり、その後も鈴鹿での日本GPでさらにアップグレードを予定している。

スイスに拠点を置くザウバーF1チームは、年末にアルファ ロメオの名を捨てることになるが、2023年は困難な年となっている。昨年のコンストラクターズ選手権で6位入賞を果たしたが、シーズン後半にパフォーマンスが低下したことは認めた。

今年はアストンマーティンが台頭し、最近はマクラーレンも好転したことにより、トップ10に入るための競争は熾烈さを増し、ポイントを獲得するのが難しくなっている。
12レースを終えて、コンストラクターズランキングでスクーデリア・アルファタウリよりも上位の9位だが、差はわずか9ポイントとなっている。

「今シーズンを昨シーズンと比較することはできない」とチームのマネージングディレクターを務めるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビはSpeedcafeに語った。

「昨シーズンは6位に入り、チームにとってここ10年で最高の成績だった。しかし、シーズン後半には一歩後退し、そこからのスタートとなった」

「そして、戦いは本当に厳しいものになった。アストンマーティンは大きな一歩を踏み出し、今やアストンマーティンはコンストラクターズ選手権で上位3位を争っている」

「シーズンごとに競争が激しくなることが予想される。F1は毎年、テクノロジーや投資の水準を引き上げている。これは継続的な戦いだ」

ブラビの運営を支援するのは、イタリアGPに向けた新しいパーツの導入だろう。

「我々にはすでに今シーズンの計画がある」とブラビは説明した。

「次の大きなアップグレードはモンツァで、そして、もちろん鈴鹿でも重要なアップグレードがある。我々には計画がある」

アルファロメオ・レーシング F1

「重要なのは、我々には大きなアップグレードが必要であることがわかったことです。コンマ1秒を獲得するだけでは十分ではない」とブラビは付け加え、オーストリアGP以降のマクラーレンの進歩を示唆した。

「もちろん、リカバリーが必要なところでは、大きなステップを踏めるようなアップグレードが必要だ」

「それはミクロの小さな発展ではなく、我々にとってわずかな利益でもない。我々にとって、アップデートを導入するたびにコンマ2~3秒の成果が得られることが重要だ」

「これは難しい仕事だ。簡単な仕事であれば、誰もがそれを行っているだろう」

バルテリ・ボッタスはアルファロメオ・ザウバーと2024年まで契約が残っており、周冠宇も残留すると予想されているが、現在の契約は2023年末に満了となる。

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カテゴリー: F1 / アルファロメオF1チーム / F1イタリアGP / F1日本GP