アレクサンダー・アルボン 「スペア不足で怯むくらいなら帰った方がいい」 ウィリアムズF1
アレクサンダー・アルボンは、スペアパーツをめぐる懸念がF1でのレース展開に影響を及ぼし始めるのであれば、ウィリアムズ・レーシングは「帰った方がいい」と語った。

ウィリアムズがスペアシャシーを持たず、交換パーツも揃っていないことから、アルボンとチームメイトのローガン・サージャントは厳しいシーズンスタートに直面している。

サージェントはチームメイトに託す必要があったためにオーストラリアGPの欠場を余儀なくされ、日本GPではサージェントがFP1にクラッシュを喫し、鈴鹿ではオープニングラップでダニエル・リカルドと接触したアルボンがバリアに激突。状況はほとんど改善されなかった。

しかし、ウィリアムズは鈴鹿以降、あらゆる手を尽くしており、中国GPでは2台とも日本で導入された最新のフロントウイングを装着している。さらに、アルボンは改良型のヘイロー・フェアリングを装着して走る。

スペアパーツの問題はまだ完全に解決したわけではないとしながらも、アルボンは今季初ポイントを狙うチームのレースマインドを変える余裕はないと語った。

現在の状況がいかに厳しいかを尋ねられたアルトンは 「正直に言うと、そのことはあまり考えずにレースに臨んでいる」とAutosportに語った。

「もちろん、そういった問題はあるけど、パーツが足りないとか、何が足りないとか考え始めるくらいなら、家にいたほうがいいかもしれない」

「他の週末と同じように攻めなければならない。違った扱いをするわけにはいかない。限界を感じるためには限界に挑戦しなければならないし、マシンのバランスをとらなければならない。脳の一部を遮断して、普通にレースをしなければならない」

アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ・レーシング

アルボンは、ウィリアムズが2台のマシンに可能な限り新しいパーツを装着することに取り組んだことを称賛した。

「とてつもない努力だった」とアルボンは語った。「明らかに、クラッシュのせいで我々は劣勢に立たされてきたけど、クラッシュの前からすでに劣勢にあったことは周知の事実だ」

「だから、またいつものように大変な仕事が待っている。物事をまとめるには、グローブのスタッフに頼るしかない。彼らは常にそうしてくれている」

「それはとても重要なことだ。特にスプリントレースでは、今週末に何が起こるかわからない可能性があるため、可能な限り最高の準備をしておきたい」

「このような未知のレースは、我々のようなチームにとってチャンスだ」

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カテゴリー: F1 / アレクサンダー・アルボン / ウィリアムズ・レーシング