佐藤琢磨
佐藤琢磨は、インディカーをF1復帰への踏み台として戦っているわけではないと述べた。

ジョーダン、BARホンダ、スーパーアグリでF1を戦った佐藤琢磨は、インディカー4シーズン目となる今年、ロングビーチで日本人初となるインディカー初優勝を達成。現在、インディカーのポイントリーダーに立っている。

ホンダがF1復帰を正式決定したとの報道がなされているが、佐藤琢磨はインディカーを長期的なカテゴリーだと考えている。

F1復帰したいという願望はあるかと質問された佐藤琢磨は「今の僕の焦点の全てはインディです。100%です」とコメント。

「F1は素晴らしかったですが、ここでやらなければならない仕事があると考えています」

「自分のいる場所に本当に満足していますし、インディカーでの長い将来を見据えています」

佐藤琢磨のF1キャリアは、スーパーアグリが消滅した2008年のF1スペインGPで終わった。

その後、トロ・ロッソのテストを受け、2009年のシート獲得目前とされた佐藤琢磨だったが、セバスチャン・ブエミにシートを奪われた。

佐藤琢磨は、トロ・ロッソの決定はショックだったとし、2010年にチーム・ロータス(現ケータハム)のシートを争っていたが、それがF1キャリアの終わりだったと認めた。

「スーパーアグリが財政的な理由で撤退した日は、全員にとって本当に悲しい瞬間でした」

「F1でやり残した仕事があると思っていたので、ほぼ2シーズンに渡って復帰を目指していました」

「レッドブルのおかげで、トロ・ロッソで大きなチャンスがありました」

「冬季テストはうまくいきましたが、残念ながら、結局はいくつかの理由で実現しませんでした。本当にショッキングな瞬間でしたね」

「そのあと、少しのチャンスがありましたが、それも実現しませんでした」

「F1はF1です。素晴らしいです。ですが、F1だけがレースではありませんし、ずっとインディには興味を持っていました」

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カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / ホンダF1