ルノー R29
ルノーは、ドイツGPで投入したアップグレードによって、R29のパフォーマンスをコンマ7〜8秒改善させたと考えている。

ドイツGPで、ルノーはフェルナンド・アロンソにアップグレードを施したマシンを投入。

アロンソは、雨のQ2で敗退し、予選で初めてピケJr.に上回られたが、決勝では7位入賞。レース終盤にはファステストラップを記録した。

アロンソは、空力の変更、特にダブルディフューザーによってマシンがアドバンテージを得たと語る。

「マシンの感覚は良かったし、今後は表彰台に近づけると思う。それがゴールだ」と

R29に施されたアップデートは、新しいホイールフェアリング、エンジンカバー、フロントウイングが特徴。リアサスペンションにも手が加えられたとされ、アロンソはシルバーストンのパッケージと比較して、コンマ4秒はを得たとしている。

「2週間前は、誰も僕たちがブラウンを苦しめたり、ファステストラップを出すとは考えなかっただろう」

アロンソは「うまくけば」ルノーが昨シーズン後半のように優勝できるかもしれないが「レッドブルとブラウンは非常に強いので難しいだろう」と考えている。

フラビオ・ブリアトーレは、R29のペースが「1周につきコンマ7〜8秒」向上したと考えている。

「予選での雨による影響がなければ、もっと高い位置でフィニッシュできたかもしれない。レースではトラフィックの影響があったし、スタートも悪かった。問題はそこにある。ハンガリー前に解決する必要がある」

「しかし、我々は満足していると言わなければならない。クルマは驚異的なタイムでグランプリ最速だったんだからね」

フラビオ・ブレアトーレは、ルノーは冬の間とシーズン序盤にKERSに開発を集中しすぎたと考えている。ルノーは、数レース前にKERSを捨てている。

「KERSにかなりの時間を浪費した。現在、我々はクルマを懸命に改良しており、正しい方向にいる」

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム