ルノーの排気システム、2011年F1マシンのトレンドに?
ロータス・ルノーGPがR31に採用してきた革新的なエキゾーストシステムが2011年のF1で新たなトレンドになりそうだ。

ロータス・ルノーGPは、サイドポット前方に排気口を配置するという革新的なエキゾーストシステムをR31に搭載。バレンシアテストでのやや変わったエンジン音の原因はこの排気管レイアウトによるものだと認めている。

ドイツの Auto Motor und Sportは、4日に発表されるマクラーレンの2011年F1マシン“MP4-26”も「同じトリックを採用しているようだ」と報じた。

2011年からはシングルディフューザーが義務付けられているが、イタリアの Autosprint は、このソリューションがディフューザーへの気流にとってダウンフォースを増加させると報じた。

メルセデスGPのチーム代表ロス・ブラウンは「ルノーの考え方は正しい。我々も同様のソリューションを検討している」と述べた。

レッドブルのデザイナーを務めるエイドリアン・ニューウェイは「常にある程度の緊張感がある。今の規制はかなり狭い」と Auto Motor und Sport にコメント。

「天才的なひらめきを得るのはかなり難しいが、競争相手が何かを生みだした場合は、我々も応じよう」

昨年、ライバルチームはマクラーレンのFダクトを模倣するのに苦労した。なぜなら基本的なシャシーはシーズン開幕時にすでに承認を受けていたからだ。

「あれは昨年だけの話だ。必要であれば我々は対応できる」とエイドリアン・ニューウェイは述べた。

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム